ブックタイトル広報 結城 2015年6月号 No.645
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広報 結城 2015年6月号 No.645
13脈が速くなったり遅くなったり、不規則になったりする病気を不整脈といいますが、その中で最も多いものが心房細動です。心房と呼ばれる部分がけいれんするように細かく震え、それが心臓全体に伝わり、脈が不規則に速くなる不整脈です。心房細動は、高血圧、弁膜症、心筋梗塞などの心臓病があると起こりやすくなり、また甲状腺機能亢進症が原因となることもありますこ。の不整脈は、年をとればとるほど起こりやすくなります。特に、六十歳を境にその頻度は急激に高まり、八十歳以上では約十人に一人が心房細動があるといわれています。私たちの心拍数は、安静時には1分間に50?80回程度ですが、心房細動が起こると1分間に100回を超え、150回を超えることも珍しくありません。脈が速くなると、激しい動悸だけでなく、体がむくんだり、呼吸が苦しくなったり、心不全を引き起こします。それに加えて、心房細動で最も怖いのは脳梗塞の原因になることです。心房が細かく震えることで血液が渦を巻き、血液の塊ができて、それが何らかの拍子に心臓から飛び出し脳血管を塞ぐと、脳梗塞が起こります。この心原性脳梗塞は、動脈硬化が原因の脳梗塞に比べて重症の場合が多く、一命をとりとめても言語障害や手足の麻痺などの重篤な後遺症を残すことがあります。そのため心房細動と診断されたなら、脳梗塞にならないように治療をすることが最も大切です。脳梗塞にどの程度なりやすいかは個々の患者さんにより異なります。そのリスクを適正に判断して、予防薬が必要と診断された方は正しく内服してください。(結城市医師会提供)まだ献血をしたことが無い方のなかには、「献血」という言葉はなんとなく知っていても、どのように献血するのか、どのように利用されているのか、詳しいことが分からない方がたくさんいると思います。まずは、献血のことを知って、はじめの一歩を踏み出してください。そして、ぜひ献血にご協力ください。■献血ってなんだろう?献血とは、病気やケガなどで、輸血を必要とする患者さんの尊い生命を救うため、健康な人が血液を提供するボランティアです。現在日本では、輸血を必要とする人が年間約100万人いるといわれており、その輸血用血液を支えているのが献血です。科学が進歩した現代でも血液は人口的に造ることができません。また、血液は生きた細胞であるため、長期間保存することができません。献血は、献血する人の安全性と、その血液を輸血する人の安全性の両方を守るために、16歳?69歳の方(ただし、65歳以上の方については、献血いただく方の健康を配慮し、60歳?64歳の間に献血経験がある方)が誰でもできる身近なボランティアです。また、献血にかかる時間は、受付から採血後の休憩までで、400ml献血で15?40分。実際に針を刺している時間は平均で5分?15分です。(成分献血は、採血量に応じて、40分?90分)たった数十分で、人の命を救うことができる。それが献血です。■献血をしよう!県内には、つくば市・水戸市・日立市に献血ルームがあり、毎日献血を行うことが可能です。また、市では市役所や公民館、スーパーなどに献血バスがお邪魔し、献血を行っています。市内の献血バス配車予定日については、随時お知らせ版に掲載しています。献血ルームや、献血バスを見かけたら、ぜひ足を運んでみてください。あなたの献血をお待ちしています。●問合せ市健康増進センター32・7890市民健康教室No.420心房細動と脳梗塞献血は、誰かの命を救うことができる身近なボランティア有料広告欄