ブックタイトル広報 常陸大宮 2015年5月号 No.128
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広報 常陸大宮 2015年5月号 No.128
子どもの発達障害発達の遅れとして、乳幼児健診で気づく症状に言葉の遅れがあります。言葉をなかなか話さない、全体的に大人しく、静かで動作もゆっくり・・・。そんな時に検査をしてみると、知的に低いことがわかる場合健康があります。同じように、「言葉が増えないなぁ」と思われる子どもでも、よくよかんしゃくく考えてみると癇癪が非常に激しく、いつまでも泣き止まない、視線が通信合わず、延々と一人遊びをしていた事に思い当たる場合があります。そのような中には、発達のばらつきが大きく、自閉症スペクトラム障害※1常陸大宮済生会病院に該当する子どもが含まれます。小児科とても元気に外を走り回っていたり、大きな声で沢山おしゃべりをし松本静子先生たりしている子ども・・・。一見何の問題もないように見えます。しかし、幼稚園で紙芝居を読んでもらう時など、静かにしていなくてはならない場面で話が止まらない、座っていられないようであれば、少し注意してみる必要があるかもしれません。不注意や衝動性の高さが目立つ、注意欠陥多動性障害※2にあたる場合があります。発達障害の中には、知的障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、そして学校に入ってから読み書きや計算のいずれかの能力の低さで気づかれることが多い、学習障害※3が含まれます。発達障害の特性が強い場合には、早い時期から言葉の訓練や、特性に応じたコミュニュケーションの練習をすることで、能力を伸ばしたり、生活がしやすくなったりすることがあります。しかし、一人ひとりの発達は個人差が大きく、発達障害があると判断するためには、時間をかけて発達の経過を観察する必要があります。心配な行動がある場合には、市町村で行われている乳幼児健診の際に相談をし、経過を見ていくと良いでしょう。※1自閉症スペクトラム障害※2注意欠陥多動性障害(ADHD)※3学習障害(LD)知的障害と言語発達の遅れがある典型的な「自閉症」、知的障害のない「高機能自閉症」、知的障害と言語発達の遅れがない「アスペルガー症候群」、そのほかの自閉性障害を含む。気が散りやすい、同じ失敗を繰り返す、落ち着きがないなど、行動面の障害が特徴。基本的には知的障害を伴わない。読む、書く、計算する、推論する、聞く、話すなどの基本的学習能力のうち、どれかに習得の困難がある状態。基本的には知的障害を伴わない。<参考文献>「図解よくわかる思春期の発達障害」中山和彦、小野和哉から改変広報常陸大宮13平成27年5月号