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概要

ViVO vol.198

1-2.水戸室内管弦楽団第93回定期演奏会2.ン3.ちょっとお4.高SELFPORTRAIT校生のための昼にクラシック水4-5.戸室最内近管の弦公楽演団からメンバーによる6. INFORMATION公開レッス2015 MAY+JUNE,VOL.198水戸芸術館音楽紙[ヴィーヴォ]小澤征爾cShintaroShiratoriローランド・アルトマン竹澤恭子cTetsuro Takai武久源造水戸芸術館開館25周年記念事業水戸室内管弦楽団第93回定期演奏会稀代のソリストたちと待望の協演!そして小澤征爾XMCOによるベートーヴェン交響曲の旅文高巣真樹大盛況のうちに終演した1月の定期演奏会に続いて、小澤征爾総監督が出演する水戸室内管弦楽団(MCO)第93回定期演奏会。第1部は指揮者なしで、ローランド・アルトマン(ティンパニ)、竹澤恭子(ヴァイオリン)をソリストに迎えるステージ。第2部は、マエストロ小澤とMCOが近年集中的に取り組んでいる、ベートーヴェンの交響曲をお届けします!MCOに新しい風を吹き込む演奏家ローランド・アルトマン、竹澤恭子ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ティンパニ奏者を36年間務めたローランド・アルトマン(ティンパニ)。カルロス・クライバーやレナード・バーンスタインら名匠の信頼厚く、とりわけマエストロ小澤とは格別の友情で結ばれ、2012年にMCOへ新楽団員として加わりました。「オーケストラのティンパニ奏者ぱ第二の指揮者”だと思うことがある」と以前語っていたアルトマン氏。作品と楽団の特性を熟知した上で奏でられる絶妙なティンパニの演奏は、まさにその言葉にふさわしく、今やMCOになくてはならない存在です。ドイツの作曲家オットマール・ゲルスター(1897~1969)が1932年に作曲したくティンパニと弦楽のためのカプリチェット〉では、アルトマン氏の変幻自在なティンパニ・ソロをたっぷりお楽しみいただきます。続いての登場は、ヴァイオリニスト・竹澤恭子。共演した名指揮者や名門オーケストラは枚挙に暇なく、四半世紀にわたって国際舞台で活躍を続けています。MCOには2014年の第89回定期演奏会に参加。全身から音楽が溢れ出すような弾きぶりで新風を吹き込み、同年7月のソ囗・リサイタルでは、竹澤さんならではの圧倒的な求心力のある演奏で会場を沸かせました。1775年に作曲されたモーツァルト(1756~1791)のくヴァイオリン協奏曲第5番“トルコ風”〉は、10代だったモーツァルトの作曲活動の締めくくりにふさわしい堂々とした風格と完成度を具え、また若々しい喜びに満ちています。MCOは、2003年に小澤総監督指揮、故・潮田益子さん独奏で同曲を演奏・CD収録していますが、今回の竹澤さんとの共演にも期待が高まります!小澤征爾総監督率いるMCOベートーヴェンの交響曲第2番第2部は、小澤総監督指揮によるベートーヴェン(1770~1827)のく交響曲第2番〉。ベートーヴェンが聴覚の異常に悩み、「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた頃と同時期の1802年に作曲されました。しかしながらこの交響曲には溌刺とした快活さがみなぎり、また第3楽章がメヌエットではなく力強いスケルツォになるなど、作曲家として進化を遂げるベートーヴェンの強い意志が感じられる作品です。館長就任後初となった2014年1月の第89回定期演奏会から、4番、7番、8番とベートーヴェンの交響曲への挑戦を重ねているマエストロ小澤とMCO。音楽への最大限の献身で結ばれた両者による入魂の熱演が、コンサートホールATMにまたひとつ新たな伝説を刻むであろうひととき…どうぞご期待ください。ローランド・アルトマンさんインタビュー-ドイツの作曲家、オットマール・ゲルスター(1897~1969)作曲くティンパニと弦楽のためのカプリチェット〉を初めて演奏されたのは、ウィーンの楽友協会だったそうですね。アルトマン:ええ、40年ほど前、テオドール・グシュルバウアー指揮のウィーン・バロック・アンサンブルと共演した時で、オーストリア初演だったと思います。弦楽器と演奏するのはこれが2度目ですが、今回はカデンツァ付きで演奏します。元々この作品で必要なティンパニは4つですが、今回はカデンツァのためにも