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概要

みんつくマガジン vol2

「いつも未完成」失敗しても恥ずかしくない場がYAだYAの日本ツアーをプロデュースするNPO法人じぶん未来クラブの代表佐野一郎氏と話す機会が何度かあり、心に残ったのが「ヤングアメリカンズは、いつも未完成」という言葉です。未完成という言葉には、参加者はもちろん、キャストも、ボランティアも主催者も、新しい公演の度に、準備し、学ぶプロセスを経験するという意味があります。新しい出来事には、いつも驚きと失敗がある、と佐野氏は言います。私たちは、さまざまな出来事に出会いながら、未完成であることを味わいながら、学び続け、未来を開拓しているのですね。筑波大学ならではのユニークさ、とは?筑波大学で行われるワークショップの素晴らしい点はなんといっても多種多様な人々が関わっていること。この3日間の開催のために、筑波大学の教職員、筑波の大学生ボランティア、そして地域サポーターの皆さんが1年をかけて準備をします。そこへ小学生150人、中高生50人、筑波大生40人の参加者が加わり、かなりユニークなパートナーシップが始まるのです。まさに小学生と大学院生、筑波大学とつくば市、日本人と外国人、大人と子どもといった具合です。異文化交流は、楽しそうだからやってみたい!ただそれだけで十分故スティーブ・ジョブス氏はスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチで、「コネクティング・ザ・ドッズ」(点と点をつなげる)というエピソードを紹介しています。点と点(経験と経験)がどうつながるかなんて、振り返って初めてわかるもの。先回りして点と点をつなげていくことはできないというものです。これは、将来役に立つからやる、あるいは役立たないからやらないと判断していると、チャンスを逃してしまうかもしれないよ、というメッセージ。異文化交流は、楽しそうだからやってみたい!ただそれだけで十分なのです。楽しいことも辛いこともごちゃまぜ!小さな一歩をお祝いしようYAのワークショップには、楽しいことも辛いことも混ざって入っています。楽しいことにも辛いことはあるし、辛くても楽しいことって世の中にたくさんありますよね。でも、楽しいこととラクすることは同じではありません。「失敗はよくない」と考え「失敗させない」教育をめざすことの功罪について、子どもに関わる私たちはあらためて問いなおしたいと思います。子どもは学校生活で苦しいこと、つらいことに向き合いながらも、それでも小さな一歩に手応えと喜びを感じているかもしれません。未完成でいい。多くの人に支えられた体験と、自分も他の人を支える体験がとても大事です。筑波大学で行われるヤングアメリカンズつくばスペシャル今年もお見逃しなく!キャストは英語を話すので、通訳もその場にいるのですが、実際は言葉を超える体験というのか、子どもたちは何を言われているのか察してしまうんですね。キャストは、参加した子どもたちに、「教えて、やらせる」のではなく、「やってみせて、次に一緒にやる」のです。子どもたちにとって新しいチャレンジは、先輩であり、先生であるキャストと共に行うことになるのです。子どもたちにとっても、キャストにとっても、共に学ぶプロセスです。最新情報・お問合わせはこちらNPO法人じぶん未来クラブ【電話】03-6435-9136(土日祝を除く10:00-18:00)【Mail】toiawase@jibunmirai.com【HP】nocc@intio.or.jp詳しくはみんつくHPでhttp://www.tsukuba-kodomo.net/みんつく検索27