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概要

みんつくマガジン vol2

みんつくマガジン2号特集1つくば市長に伺ってきました!TSUKUBA「みんつく」では今回、つくば市の市原市長に活動をご紹介するとともに、つくばの教育について気になるところをズバリ伺ってきました!市原健一いちはらけんいちつくば市長。つくば市生まれ。医師。茨城県議会議員4期を経て、2004年以降現職。*平塚知真子**真鍋博美**河合恵子**三原弘子*つくば歴16年。つくあん副会長。㈱EDL代表取締役。ままとーん初代代表。大学生の息子と娘を持つ二児の母。つくば歴8年。みんつく編集長。つくばスタイル科英語ボランティア。小学4年生の息子を持つ一児の母。つくば歴8年。みんつく事務局長。大学生の息子と小学6年生の娘を持つ二児の母。つくば歴7年。みんつくおでかけレポーター。小学2年生の息子を持つ一児の母。平塚知真子(以下、平塚)このたびはお時間ありがとうございます。簡単にみんつくの活動についてご紹介させていただきますね。みんつくは、一言で言えば、3歳から12歳の子どもを持つ、つくばのママたちのための情報ポータルサイトです。デジタル時代だからこそ、アナログ体験が大事」を合言葉に、親子で楽しめるおでかけ情報や企画の提供等、地域限定コンテンツを掲載しています。市原市長(以下、市長)今のお母さんたちは、毎日本当に忙しそうですね。家庭での子育てはとても重要なので、ヒントとなる情報をたくさん発信してください。真鍋博美(以下、真鍋)今年初めての試みとして、筑波大学を会場に、「中高生のための方眼ノート講演会」を企画しました。これはみんつくでコラムを担当してくれた方が『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)の著者のお弟子さんだったことから始まり、筑波大の協力をいただき、急きょ実現したものなんです。市長市民活動も大上段に構えるのではなく、自分たちのやりたいことを自分たちで実現する場があるというのは重要ですね。市としてもできることは応援していきますよ。真鍋ありがとうございます。ところで、つくば市は「教育日本一」を掲げていますが、学力レベルや教育水準をあげることを求めているのかな、というイメージもあります。実際のところ、市長はどのようにお考えなのですか?市長私は、教育を学校だけの問題ではなく、まちづくりの基本として絶対に必要なものだと思っています。ですから、教育というものが学力だけを指しているとは考えていません。人によって今の教育をどう捉えているかはわかりませんが、私には近年、学力が下がってきているというだけでなく、日本の子どもの社会性が全体的に落ちてきているように思えます。河合恵子(以下、河合)市長は教育をまちづくりに必要なもの、という視点をお持ちだったんですね。ただ、つくばの教育といえば、すぐにICT(情報通信技術)教育を思い浮かべる人が多いのではないか、と思います。わりと早い時期から市内の全校に電子黒板が設置されたように記憶しています。デジタル機器の導入で、ICTを使うことが学校での目的となっていないでしょうか?春日学園春日小学校電子黒板を使った授業風景市長ICTというのはひとつのツールであって、目的ではありません。それを使って何をするかということが重要なのです。例えば、他市町村の公立学校に先駆けて、つくば市では平成21年度に電子黒板を市内全小中学校に導入しましたが、市では毎年、「プレゼンテーションコンテスト」という事業を実施しています。市内の全小中学校が参加して、子どもたちが調査・研究したことをプレゼンテーションするんです。こうした取り組みによって、学力でもつくば市の児童・生徒は全国で上位に食い込んでいるんですよ。22