ブックタイトル広報みと 2015年4月15日号 No.1356

概要

広報みと 2015年4月15日号 No.1356

コラム花のカルチャー第1回長生蘭植物公園では、江戸時代から続く貴重な園芸文化を伝える植物から平成になって人気急上昇した植物まで年間40を超える展示会を開催しています。観賞し、知って楽しんでいただくヒントに、展示会の植物についてご紹介します。東北地方を北限に生育する野生ランのセッコクは、岩や樹木に根が張って自生します。茎の太さは5～8mmで円筒形、草丈は3～25cmで、2・3年を経た古いかれん茎に白、まれに淡い紅色の可憐で香気のある花が初夏に咲きます。これが「長生蘭」と呼ばれ、江戸時代ふうびには長生草の名で一世を風靡したのです。天保6年（1835年）に京都で出版された「長生草」の解説本には50品種以上が紹介され、花より葉の形や変わった模様が入る茎を観賞する傾向が強い独自の楽しみ方が確立されました。植物館では「春のセッコク長生蘭展」を5月9日～10日に開催します。江戸時代の園芸文化を語るに欠かせない長生蘭、江戸をイメージした和風装飾を楽しみながらご鑑賞ください。植物公園園長西川綾子問合せ／植物公園（?243-9311）植物公園カレンダー植物公園?２４３-９３１１､２４１-１２１１休園／月曜日（祝日・振替休日のときは翌日）開園時間／９：００～１７：００（入園は１６：００まで）季節の園内情報白い苞（ほう）が垂れ下がって、まるでハンカチのように見えることから、「ハンカチの木」と呼ばれています。展示会花のフリーマーケット植物をテーマにしたフリーマーケット。珍しい草花と植物を使った作品を販売。日時／4月29日(水)、10:00～15:00コチョウランと春のコンサートコチョウランの咲く中で、花と緑にまつわる楽曲を楽しみましょう。日時／4月29日(水)、12:00～12:45第41回春の山草展～百花爛漫の時を迎えて山野草（一部木花、ユリ、ラン、キンポウゲ、メギ、テンナンショウ科など）約300点を展示。期間／5月2日(土)～4日(月)明峰ときりえの仲間たち展切り絵作家の冨山明峰とその仲間たちによる、繊細で美しい切り絵を展示。期間／5月5日(火)～17日(日)春のセッコク・長生蘭展バラエティー豊かな色彩と香りのセッコク・長生蘭約300鉢の展示と販売。期日／5月9日(土)・10日(日)春のスケッチ展示会景色や花を感じたままに、スケッチで表現した作品約80点を展示。期間／5月19日(火)～24日(日)山野草盆栽と陶芸展創作陶芸作品と山野草盆栽を約50点展示。期日／5月20日(水)・21日(木)参加募集入園料+料金スイーツデコ体験期日／5月5日（火）・6日（水）・30日（土）31日（日）時間／10:00～15:00料金／300円から申込み／時間中随時受付洋ラン教室「洋ラン栽培の基礎から花を咲かせるまで」期日／5月10日、6月14日、7月12日、9月13日、12月13日、2月14日の日曜日時間／10:00～12:00※5月10日のみ9:30から。料金／2,000円定員／3 0名（原則として6回参加できる方）申込み／4月2 3日（木）から電話で受付13 2015. 4. 15広報みと