ブックタイトル広報 常陸大宮 2015年3月号 No.126

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概要

広報 常陸大宮 2015年3月号 No.126

不動滝の上から~三美地区滝ノ上遺跡発掘調査報告~調査区全景奥に那珂川を望む調査地平成25年11月から平成26年3月にかけて、三美地区で滝ノ上遺跡の発掘調査が行われました。その成果がまとまりましたので報告します。かんじょうしゅうらく今回の発掘調査では、縄文時代中期(約5000~4000年前)の環状集落の跡が見つかりました。環状集落とは、住居を円形に並べ、その内側に食糧の貯蔵穴や墓などを配置したムラで、この時代に特徴的なものです。見つかった環状集落は直径約200mに及ぶ大規模なもので、数百年にわたり継続して営まれたものと考えられ、小規模な調査ながらも、住居の跡8軒、貯蔵穴等289基が密集して発見されました。これらの中からは、この時期に特有の飾りの付いた大型の縄文土器が数多く出土しているほか、耳飾りや、石灰の塊のようになった貝殻など珍しい造物も発見されています。あと▲作業の様子(大きな穴が貯蔵穴)広報常陸大宮4平成27年3月号