ブックタイトル広報 常陸大宮 2015年3月号 No.126
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広報 常陸大宮 2015年3月号 No.126
薬の飲み合わせについて薬は病気の治療や予防、症状の緩和を目的に使用します。最近では高齢化が進んでいることもあり、一人で複数の薬を使用している方も珍しくありません。その際に注意しなくてはいけないことが飲み合わせ(相互作用)です。相互作用とは、複数の薬を使用した場合に効果がなくなることや、副作用が起こることをいいます。大まかに分けると次のようなものがあります。・効果の同じ成分が重なる→効果が強くなりすぎる・効果が反対の成分が重なる→効果が弱くなる・成分が体に吸収されることを邪魔する→吸収される薬が減り、効果が弱まる・成分を分解する、体の外に出す働きを妨げる→効果が強くなりすぎる健康通信常陸大宮済生会病院薬剤科高橋昌也先生また、効果の同じ成分が重なった場合に、作用がかけ算になる「相乗作用」とたし算になる「相加作用」があります。相乗作用の場合、思いがけず大きな作用(副作用も含む)が出る可能性があり、注意が必要です。病院や薬局では、薬を渡す時に相互作用をきちんとチェックしています。しかしチェックする際に、他の病院や薬局で受け取っている薬の情報がなければ、適切なチェックができません。そのためには「お薬手帳」が非常に有用です(お薬手帳については後日この欄で詳しく説明します)。病院や薬局では、必ずお薬手帳を出してください。さて、相互作用は薬同士で起こるとは限りません。薬と食品、薬とサプリメントでも起きる可能性があります。ある健康食品会社が、テレビコマーシャルで対応をアピールしているので、ご存知の方も多いかもしれません。有名なものでは、ワーファリン(血液をサラサラにするお薬)と納豆や大量の緑黄色野菜(クロレラなど)との相互作用で、薬が効かなくなってしまうことがあります。相互作用の組み合わせは多彩で、まだよく分かっていないこともあります。病院や薬局で渡される薬の説明書をよく読み、正しく使用してください。セリバオウレン双子葉離弁花キンポウゲ科オウレン属御前山ビオトープ周辺の植物等山地に生える多年草で、根生葉は複葉です。早春に花茎を出し、直径1cmほどの白い花を咲かせます。花弁はガクが変化したもので、本当の花弁は内側にある短い花びらです。名前の由来は、根が黄色く葉がセリの葉に似ていることからきています。(写真・データ提供御前山ダム環境センター)広報常陸大宮14平成27年3月号