ブックタイトル広報みと 2015年4月1日号 No.1355
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広報みと 2015年4月1日号 No.1355
昨年、消滅可能性都市という衝撃的な言葉が大きくクローズアップされました。人口減少社会、超高齢社会の到来は、生活の根幹となる経済や社会保障に大きな影響を及ぼすものと危惧されております。本市におきましても、昨年、人口動態がマイナスとなり、将来的な人口減少が見込まれる中で、危機感を持って、5年先、10年先、さらにはその先を見据えたまちづくりを進めていかなければなりません。私は、この厳しい現実に正面から立ち向かい、乗り越えていくための将来のまちづくりの方向、すなわち、安心できる未来の水戸を市民とともに実現していくためのグランドデザインをハード・ソフトの二つの視点から描いております。ハードの視点としては、持続可能な都市構造への転換と都市の再生であります。これまで整備を進めてきた都市基盤とともに、地域の特性や魅力を生かしながら、効率的で暮らしやすい、そして、環境にもやさしい水戸ならではの多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を目指してまいります。そのためにも、都市核においては、商業、業務をはじめ、医療、教育、文化、居住等の都市中枢機能の集積を図り、都市の発展、地域経済の活性化をリードすることのできるまちとしての再生を図っていかなければなりません。そして、赤塚駅周辺、内原駅周辺地区などの地域生活拠点をはじめ、産業系拠点、さらには、周辺部においても、それぞれの地域特性を生かした魅力や活力を高め、コミュニティの維持向上を図りながら、メリハリのあるコンパクトなまちづくりに取り組んでまいります。それらを支える動線となる公共交通をはじめ、歩行者や自転車が移動しやすい、人が生き生きと活動でき、環境にも配慮した交通ネットワークの構築も進めながら、まちなかに人を呼び込み、新たな流れを生み出し、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。ソフトの視点としては、多彩な文化や交流の創出であります。私は、まちが発展していくためには、都市基盤の整備とあわせ、まちに様々な人が集い、ふれあい、活動することを通し、多くの人の心を揺り動かすような感動が生まれ、次代を担う子どもたちの豊かな感性を育んでいくという循環を生み出していくことが必要であると考えております。それこそが、まちの文化であり、まちの個性や魅力を高めていく原動力となっていくからであります。安心できる未来の水戸へのグランドデザインを描く中心市街地1<市政運営の基本方針>上…水戸駅北口バスターミナル右…自転車道3 2015. 4. 1広報みと