ブックタイトル広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
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広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
99棟の登録有形文化財をはじめとする数多くの伝統的な建物が存在する「真壁の町並み」。2011年3月11日の東日本大震災では、歴史的建造物の約9割が被災しました。震災から約4年、伝統的な文化財を守り伝えようと、復興作業が続いています。真壁のまちの起源は、平安時代末期から安土桃山時代にこの地を治めた、真まかべ壁氏の城下町にあります。真壁氏は1602年に秋田へ国替えとなり、角館(秋田県仙北市)に配置されました。そして、城主のいない真壁城は、江戸時代に廃城となりました。その後、真壁のまちには笠間藩の陣屋が置かれ、政治経済文化の中心となりました。早くから東北地方への木綿販売の中継地点として繁栄し、1700年頃には月12回の定期市が開かれ、在郷町として発展してゆきました。その頃の町並みは茅かやぶ葺きの家屋が主体であったと見られますが、1837年の大火後に防火建築として土蔵造りの建物が普及してゆきました。真壁の町並みの主な特徴は、約400年前の町割り(道路の位置や幅)が現在に良く残っていることと、見世蔵や土蔵、塗屋、木造店舗、洋風建築、石蔵などの多種多様な建造物が真壁の中心市街地に約300棟も残されていることです。このような歴史的建造物のうち99棟が国の登録有形文化財になっています。また、平成22年には桜川市真壁町真壁の一部が全国で87番目の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました。これは、真壁の町並みが日本にとって非常に価値のある町並みだと評価されたということです。東日本大震災では、伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物だけではなく、その周辺の登録有形文化財も甚大な真壁のまちの成り立ち東日本大震災の被害状況震災からの復興真壁の町並みさくらがわ2015.3.1 2