ブックタイトル広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
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広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
文芸さくらがわ俳句【桜川市岩瀬「萩」俳句会】胃痛に脛さすりつ飾る妻の雛小林啓治父母になき齢を生きて豆を撒く三代みちよ輝きて五色に見えし滝凍る入山ひろ子身を病めば十歩も遠出寒椿細谷充女日脚伸ぶ手のひらほどの家敷畑若色寿美女レンタルの自轉車でくる福寿草金田とう女如月に吹き残されし寒さかな斎藤みよ立春や本読む子らの声澄みて渡辺千恵子手中より溢れてしまふ年の豆萩原きしの【茂山俳句会】待つといふときめきのあり寒牡丹田崎信子みどり児の百面相や春を待つ吉原秀子春待つや口ついて出る童唄竹林てる梅咲いて夫との会話一つ増え鈴木ノブ子人生はいつも旅人春を待つ宮本芳江初音聞く心足る日の目覚めかな鈴木つぎお互いに年を聞き合い日向ぼこ植田祥雲内陣の弥陀の眼差し淑気満つ今井繁子凧揚げにてこずってをる親子かな松崎いま鯱しゃちほこに懸る尾張の初御空海老沢静夫待春や大きく背伸びして退院笠倉陽子杓しゃくてい底に寒九の水を残しけり君島真理子春待つや遇ふ人なしの過疎の村金子弘毅初場所や満員桟敷の人となり大関くに歩く友みんな八十路や春を待つ皆川一女寒稽古手足だんだん漲る血海老沢幸子胎の子に声掛け替ふる新暦吉原京子初鶏に目覚むる故郷の朝かな宮本立男不自由な手足の寒さ時を待つ泉健作雪催ふ空もろともにキックオフ飯山昭短歌【桜川歌壇の会】父からの軍事郵便文字の癖確かに吾れも孫も引き継ぐ黒田青磁便りなきことは元気な証よと先人の知恵今に引き継ぐ篠崎貞之「見に来てねぼくの発表十一時」孫の置き手紙いそいそ出向く平塚節子筆まめの友の便りは墨書きの封を切るときときめきありて中沢一紅パソコンを覚えましたと同齢の友の便りは喜び溢る田沼むめふと見れば紅にほふ桃の花友にしたたむ野点のさそい中原すみ子一束の君の便りが筐底に秘められしまましみに犯さる島杜桃絵手紙に春の便りとふきのとう描いて送りぬ恩師の元に江橋照子折おりの野菜果物実りおり花ばな笑みし君の絵手紙滝田きく江俚謡【さくら俚謡会】孫の運転みんなの笑顔双葉マークに春の雪岩瀬絵都女波の上とぶ高速船は彼の住む陸花盛りつく志輝美連れて行ってよおいでかないで車後追う杉花粉一木みどり雪が降るから逢えないかしらしんしん降るから来るかしらいなばない涙ポロポロ春一番に恋か花粉か知る地蔵田哲人15さくらがわ2015.3.1