ブックタイトル広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
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広報さくらがわ 2015年3月1日号 No.227
発電所で使われていた土管(展示品)「真壁町水力電気設立願」に添付された発電機や水車の図面(展示品)歴史資料館企画展のポスター(2月4日~5月10日)歴No.59教育委員会文化財課文化財グループ(?58-5111・75-3111代表)史資料館だより真壁伝承館歴史資料館では、第6回企画展を、2月4日(水)~5月10日(日)まで開催しています。今回は、今から約100年前、市内にあった水力発電所の資料を中心に、電気・電力に関する展示を行っています。主な展示品は、明治41(1908)年に提出された「真壁町水力電気設立願」です。これは水力発電所を建設するために出された申請書企画展電気の百年~真壁水力電気小史~で、建設工事の概要が説明されていて、何枚かの図面も添付されています。図面は非常に精せいち緻で、色も塗られ、陰影も表現されているなど、図面というよりは絵画のような趣があり、興味深いものです。そして、明治44年に水力発電所の事業認可がおり、翌年真壁水力電気株式会社が設立され、真壁町田字山口の山中に水力発電所が建設されます。当時はまだ自動車の普及していない時代で、資材の運搬は荷馬車で行うなど、大変困難な工事だったようです。その難工事の一端を示すものとして、当時の発電所で実際に使われていた土管を展示しています。長さ約70cm、内側の直径が約39cmあり、3~4人でないと持ち運びできないような重さのもので、川の上流で取水した水を発電所に運ぶために使われていました。この土管は今でも山中に埋まっていますが、川から発電所までの距離から計算すると2,000本以上使用されていたことになり、これをふもとから山の上に運搬することを考えると、当時の苦労がしのばれます。また、他にも真壁水力電気株式会社に関する帳簿類や当時の写真なども展示しています。近年は東日本大震災の影響もあって、火力発電に使う燃料や、太陽光・風力発電などの再生可能エネルギーに関連した話などを日々耳にするようになりました。より身近な話題となった電気・電力に関する企画展をぜひご覧ください。■日時/3月8日(日)、9時~12時■集合場所/真壁伝承館■コース/歴史資料館で展示解説後、山口発電所の跡地を歩きます。往復約6kmの緩やかな山道です。■定員/先着20名■備考/雨天の場合は展示解説のみ行います。別途行事保険代を徴収します。■問合せ・申込先/文化財課(?58-5111・75-3111、内線3221)参加者募集山口発電所の跡地を歩く13さくらがわ2015.3.1