ブックタイトル広報つくば 2015年3月号 No.532

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概要

広報つくば 2015年3月号 No.532

2015.3.1(平成27年)広報つくば特集(総合運動公園・南極だより)(仮称)つくば市総合運動公園~情報発信コーナー~基本計画策定委員会で、パブリックコメントの結果を踏まえた(仮称)つくば市総合運動公園基本計画(案)が了承されました。○基本計画策定委員会の開催状況■第1回策定委員会(平成26年6月12日)市民・各種団体からの要望や基本構想のパブリックコメントを含め、総合運動公園整備に対する市の考え方を説明しました。■第2回策定委員会(平成26年8月1日)基本構想を踏まえ、基本方針の設定や導入施設について検討しました。■第3回策定委員会(平成26年9月1日)基本方針、導入施設、規模、ゾーニングなど、具体案作成に向けた意見を頂くとともに、施設の変更・縮小を検討しました。■第4回策定委員会(平成26年12月17日)導入施設、インフラ整備、配置計画、概算工事費、管理運営方法、概算維持管理費、費用対効果などを検討し、基本計画の素案を取りまとめました。■第5回策定委員会(平成27年2月6日)パブリックコメントの結果について、意見の内容や意見に対する市第5回策定委員会の様子の考え方を示しました。○市民と行政が共に施策をつくる手続き≪パブリックコメント≫実施結果を公表しています■(仮称)つくば市総合運動公園基本計画公表期間3月15日(日)まで※市ホームページを除く結果閲覧場所総合運動公園整備推進課(市役所5階)、市ホームページ、情報コーナー(市役所1階)、各窓口センター、各交流センター○総合運動公園整備に向けた今後のスケジュール総合体育館を中心とした第1期工事に向けて、基本設計・実施設計を進めていきます。■基本設計(平成26年度)基本計画に基づき、設計図や仕様書を作成するものであり、ちょうかんず鳥瞰図総合運動公園を北側から見たイメージです。現在作業を進めています。■実施設計(平成27年度)基本設計に基づき、工事の実施のために、詳細な設計を行います。基本計画平面図を基にしたイメージであり、実際と異なる場合があります。※引き続き、総合運動公園に関する情報は、広報つくばや市ホームページでお知らせしていきますので、ぜひご覧ください問総合運動公園整備推進課塚本隊員(つくば市職員)の南極だより12問科学技術振興課H「塚本隊員の南極だより」で検索Facebookページへいいね!をお願いします!こんにちは。第55次南極地域観測隊越冬隊員の塚本健二です。今回は、56次隊の受け入れ準備作業についてお伝えします。南極観測隊は例年、12月の後半に次隊が昭和基地に到着します。そのため、越冬隊は、次隊が到着すると直ちに観測や設営作業に取り掛かれるよう、受け入れ準備を行います。設営主任が除雪作業の全体計画を周知主な作業の一つは除雪です。昭和基地のある東オングル島には、各観測・作業施設や輸送に用いるコンテナヤードなどがあり、冬の間に降り積もった雪で覆われています。しかし、夏作業では大型の車両やクレーンが使われるとともに、各施設間の輸送のために多油圧ショベルとクローラダンプにくの小型トラックなどが行き交うことよる除雪作業(左の操縦者が塚本)になるため、越冬隊は次隊の到着までに道路や施設周辺の除雪を行うのです。この除雪作業は、10月の後半から設営主任を中心に、全体作業として進められます。始めに全体会議で除雪方針や除雪エリアの優先順位を全員に周知し、毎日のミーティングで各隊員の持コンテナヤードの除雪ち場や役割分担を決めます。私は、クローラダンプ(履帯で動くダンプ)の操縦者として、油圧ショベルによってかき集めた雪を運ぶ作業を担当しました。越冬隊員は自分の担当の他にも、さまざまな作業に参加し、協力することが求められます。除130kl水槽付近の除雪雪作業に当たっては、複数ある重機を稼働させるため、車両隊員の他に、電気・環境保全・建築・調理・観測系の隊員が重機を操縦しました。また、重機の届かない場所は手掘り作業によって進められました。この手掘り作業が一番の重労働でした。作業期間中、2回もブリザードに襲われ、作業が足踏除雪作業終了後の1枚(気温0℃の中、半袖で記念撮影)みすることもありましたが、一致団結し、12月中旬には無事に作業を終えることができました。もう一つの作業は、次隊の宿泊施設の整備です。私たち越冬隊は、昭和基地の中心部である管理棟・居住棟で生第一夏期隊員宿舎活していますが、次隊は夏隊員を含め(宿舎付近の除雪は完了しました)約60人程度、海上自衛隊の作業支援者を含めると合わせて100人程度の規模になるため、次隊員などは2棟の夏期隊員宿舎で生活します。そのため、越冬隊はこの宿舎付近の除雪、宿舎内の清掃、水回りの復旧を行います。冬期第一夏期隊員宿舎の水源である、は凍結防止のため配管は全て水などを第一ダムの氷を溶かす作業抜き、分解して保管していますので、設備担当を中心に復旧作業をしまちゅうぼうした。また、宿泊スペース、食堂、厨房、風呂、トイレなどの清掃も実施しました。そして、平成26年12月24日、56次隊が到着し、昭和基地では夏期オペレーションがスタートしました。そして、私たち越冬隊も、2月初めの越冬交代に向け、ラストスパートに入りました。牛尾第55次越冬隊長(右)に「初荷」を手渡す、野木第56次観測隊長(左)と日高「しらせ」艦長3