ブックタイトル広報なか 2015年2月号 No.121
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広報なか 2015年2月号 No.121
わがまちの環境を考えるできることから始めようCO2削減◆温暖化は、「2℃未満」に「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」(解説参照)は、昨年11月2日、地球温暖化をめぐる最新の研究成果をまとめた第5次報告書を公表しました。報告書では、18~19世紀に起こった産業革命後の気温上昇を「2℃未満」に抑える国際目標の達成には、二酸化炭素(CO2)の総排出量を約2兆9千億トンにとどめる必要があると分析しました。しかし、すでに世界で排出されたCO2は約1兆9千億トンで、余地は約1兆トンであり、2011年の世界の排出量約350億トンのペースが続けば、今後30年足らずで許容量の上限に達してしまいます。「2℃未満」の目標達成には、発電部門で再生可能エネルギーの導入を促進するとともに、将来的にはCO2を回収・貯蓄する技術を開発・普及させることが必要になるといわれています。【解説】気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、略称:IPCC)とは、国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構です。数年おきに発行される「評価報告書」(Assessment Report)は地球温暖化に関する世界中の数千人の専門家の科学的知見を集約した報告書であり、国際政治および各国の政策に強い影響を与えています。2007年に「人為的に起こる地球温暖化の認知を高めた」として、ノーベル平和賞を受賞しました。◆買い物で賢く選ぶコツ温暖化を防ぐための取り組みは、日々の暮らしの中でできることがたくさんあります。物を買ったり、サービスを利用したりするときにほんの少し意識するだけで、エネルギーや資源の無駄遣いを防ぐことができ、地球温暖化防止につながります。特に、家電製品や乗用車などの大きな買い物をするときは、機能面だけでなく環境面の性能も比較するようにしましょう。省エネ性能の違いによって、年間の電気使用量や燃料消費量に大きな差が出ます。家電製品の省エネ性能を調べるときに便利なのが、「省エネラベル」です。上の図は、省エネラベルについて説明しています。上のマークは100%以上省エネ基準を達成したことを、下のマークは省エネ基準に達していないことを表しています。省エネラベリング制度は2000年8月にJIS規格の表示制度として当初は10品目の家電製品で導入され、その後対象品目が追加され、現在は計18品目に表示が義務付けられています。制度対象となっている家電製品を購入する場合には、どの製品が省エネタイプなのかを一目で見分けることができます。野菜や肉などの食材を選ぶ際には、「地産地消」を心がけるようにするとよいでしょう。地元で生産されたものをその近くの地域で消費すれば、運搬などの物流にともなって発生するCO2が少なくなるうえ、地域を潤すという意味でも大切なことです。また、旬の食材を選ぶことも大切です。旬ではない野菜や果物を育てるためには、ハウス栽培などの方法の他に空調設備を利用して温度調節する場合もあるため、露地栽培に比べて多くのエネルギーが使われることになります。買い物をするときには…1トレー、ビニール袋、プラスチック容器など、無駄なパックの商品は避けましょう。2洗剤やシャンプーなどは詰め替えができる商品を利用しましょう。3買い物の際にはエコバックを持参することを習慣化しましょう。4無計画な衝動買いやまとめ買いは使いきれずに捨ててしまうもとになるので控えましょう。5バラ売りのものは必要な量だけ買うことができ、包装も簡易なのでおすすめです。12