ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)
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茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)
Ⅵ研究報告・調査報告水質・・流入水については用水路水口付近で週1回採水した。流出水は排水機場の調整池に自動採水機を設置し,採水を1日1回行い,成分を分析した。降水量・降水量は江戸崎のアメダスデータを利用した。3結果の概要循環区,非循環区の流入・流出負荷量及び差引き負荷量は表1,図4のとおり。差引き負荷について,プラスは負荷が流出する汚濁型,マイナスは浄化型である。CODとリンは循環かんがいを行うことによって差引き負荷は汚濁型から浄化型となった。また,窒素は非循環区,循環区共に浄化型であったが,循環かんがい区の方が浄化効果は高くなった。循環区と非循環区の差引き負荷の差(図4)を循環かんがいによる負荷削減効果とすると,循環かんがいを実施することで,CODで約0.5kg/ha/d,窒素で約0.01kg/ha/d,リンで約0.009kg/ha/dの負荷削減効果が得られた。表1循環区,非循環区の流入・流出及び差引き負荷量(kg/ha/d)COD負荷量T-N負荷量T-P負荷量非循環循環非循環循環非循環循環流入0.790.400.210.0840.0110.007流出0.980.090.150.0150.0150.002差引き負荷0.19-0.31-0.06-0.070.004-0.005kg/ha/d負荷削減効果COD窒素リン図4差引き負荷の比較86茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No9,2013