ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)

ページ
143/196

このページは 茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度) の電子ブックに掲載されている143ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)

Ⅵ研究報告・調査報告無機元素成分炭素成分ICP-MS法(PTFEフィルタ)PTFEフィルタ1/2片を圧力容器を用いた硝酸,ふっ化水素酸,過酸化水素による分解等を行い,測定装置に導入した。測定装置:Agilent 8800サーマルオプテカル・リフレクタンス法(石英繊維フィルタ)石英繊維フィルタ1/4の一部をポンチで切り抜き,測定装置に導入した。測定機器:Atmoslytic社DRI Model 2001A水溶性有機炭素全有機炭素計(燃焼触媒酸化方式)イオン成分と同様の抽出を行い,抽出液中の全炭素を定量した。測定機器:島津製作所TOC-V CSN7調査結果7.1質量濃度と成分割合季節別の質量濃度平均値を比較すると,冬季の濃度が最も高く,次いで秋季,夏季,春季の順であった。PM2.5質量濃度の季節の平均値は春季12.3μg/m 3,夏季12.9μg/m 3,秋季17.2μg/m 3,冬季25.6μg/m 3であった(表1)。図1に各季節の成分平均濃度及び割合を示す。炭素成分は秋季・冬季に増加した(春季の炭素成分は欠測)。図2にPM2.5質量濃度の推移を示す。春季及び夏季に比べ,秋季及び冬季は変動が大きかった。表1季節別PM2.5質量濃度の最大・最小・平均値単位:(μg/m 3 )最大最小平均春季24.7 3.7 12.3夏季24.7 6.8 12.9秋季48 3.4 17.2冬季70.3 7.3 25.6図1季節別成分平均濃度及び割合(左:濃度,右:割合)春夏秋冬図2 PM2.5質量濃度推移(μg/m 3 )茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No9,2013 137