ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)

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概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第9号2013(平成25年度)

TP(mg/L)Chl_a(μg/L)COD(mg/L)TN(mg/L)Ⅵ研究報告・調査報告4クロロフィルa:4月から9月まで平年並み~高めで推移した。10月に急激に濃度が低下して,以降は例年並みに推移した。(3)プランクトン(図4)1植物プランクトン(生体積):植物プランクトンは珪藻類が優占し,特に晩春から晩夏まではアウラコセイラ属が極めて大きな割合を占めた。2動物プランクトン(個体数密度):平成25年度の優占種はワムシ類であった。平成24年度に比べて,個体数密度は大きく減少した。また,霞ヶ浦でしばしば透明度の急上昇を引き起こすミジンコ(Daphnia sp.)はほとんど出現しなかった。2)(4)気象(図5)気象のデータは,牛久沼近傍のつくば(館野)のアメダスデータを用いた。また,平年値として過去30年間(1981年~2010年)の平均値を用いた。1平均気温:経年変化は,変動はあるもののH14年度以降は上昇傾向であった。経月変化は平年に比べて夏季に高めであった。2総降水量:経年変化は,平成20年度以降に変動幅が小さくなった。経月変化は平年に比べて10月は著しく多くなった。これは台風の影響によるものである。3総日照時間:経年変化は,平成20年度以降に増加傾向であった。経月変化は平年に比べて長い月が9か月あった。4引用(1)日本陸水学会(2006):陸水の辞典,講談社(2)気象庁ホームページ:気象統計情報(つくば(館野)),http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/(a)(b)10.09.08.07.06.05.04.03.02.01.00.0湖内流入河川H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25年度3.53.02.52.01.51.00.50.0湖内流入河川H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25年度(c)(d)0.1000.0800.06070605040湖内流入河川0.0400.0200.000湖内流入河川H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25年度3020100H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25年度図2湖内上層及び流入河川(全地点平均)における水質の経年変化(年度)茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No9,2013 127