ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター 平成26年度 要覧

ページ
11/32

このページは 茨城県霞ケ浦環境科学センター 平成26年度 要覧 の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター 平成26年度 要覧

そこで、霞ケ浦の水質を予測するモデルを構築し、物質循環に影響を与える水温や溶存酸素濃度を変化させたときに水質がどのように変化するのか、また、影響の現れる場所や時期はどうかなどをはじめ、浄化対策の効果の検証を精度良く行うための研究を行います。4霞ヶ浦流域からの流入負荷に関する研究現在、流域の負荷削減対策によって排出負荷量は減少しているにも関わらず、湖内への流入負荷量が増加しています。そこで、降雨時の流入負荷量を調査し、流入負荷量と排出負荷量が乖離している原因について研究を行います。また、北浦流域では窒素濃度が継続して上昇しています。この原因として、北浦流域では畑地や水田、畜産等が多く分布していることから土壌や地下水に窒素が蓄積している可能性が考えられています。そこで、北浦流域における窒素の蓄積量を明らかにする研究を行います。5湖内水質等のモニタリング湖内の水質等を定期的・継続的に把握することは、各種調査研究における基礎的データとして、また、水質異変等の発生時における原因究明を行う上で不可欠なことから、湖内の水質等のモニタリングを実施します。6涸沼・牛久沼の水質保全に関する調査研究涸沼については、平成22年度に改訂された涸沼水質保全計画に基づく対策の効果検証のための調査をするとともに、次期計画に向けた基礎データの蓄積を行います。また、涸沼は汽水湖であることから、潮汐による水質への影響を含めた湖内水質調査を行い、汚濁機構解明のための研究を行います。牛久沼については、平成24年度に改訂された牛久沼水質保全計画に基づく対策の効果検証のための調査を引き続き行います。また、植物プランクトンの動態が水質に及ぼす影響を含めた湖内・河川の水質調査・研究を行います。Ⅲ平成二十六年度事業概要7直接流入負荷削減に関する調査研究農業排水など湖内への直接流入負荷を削減する各種の浄化対策について、県農村計画課等と共同で取り組み、それらの効果について評価を行います。(2)大気環境調査研究事業1茨城県における光化学オキシダントの高濃度現象に関する研究健康被害の未然防止及び大気環境の保全を図るため光化学オキシダントの局地的な高濃度現象を解明する研究を行います。2浮遊粒子状物質合同調査関東地方の1都9県6市が合同で調査を行い、広域的なPM2.5(微小粒子状物質)を把握するとともに、前駆物質濃度と二次生成粒子状汚染のメカニズムを解明します。3 PM2.5の短期的/長期的環境基準超過をもたらす汚染機構の解明研究国立環境研究所や全国の地方環境研究所との共同研究によりPM2.5の高濃度汚染要因を解明する研究を行います。●9●