ブックタイトル市報たかはぎ 2015年1月号 No.660
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市報たかはぎ 2015年1月号 No.660
新年明けましておめでとうございます。皆様には、平成27年の新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。昨年を振り返りますと、国においてはアベノミクス効果により、15年ぶりにデフレから脱却し、景気は回復基調にあると言われておりましたが、その効果を地方では実感できる状況では無く、4月の消費税8%増税など、市民生活はまだまだ厳しい状況にあると感じております。また、人口減少問題がクローズアップされ、大都市と地方の格差が注目された年でもありました。一方、昨年高萩市は市制施行60周年の節目の年でありました。60年を節目とし市政発展の決意を新たにしたところであります。私は、昨年3月2日に市長に就任を致しましたが、早いもので10ヵ月が経過致しました。この間「市民のために、市民とともに」を基本理念とし、「安全な街づくり」「安心な街づくり」「活力ある街づくり」を柱として市政運営に取り組んできたところであります。本市にとりまして震災からの復興が最重要課題と捉え、小中学校の耐震化、津波に対応する避難階段の整備、戸別受信機の配備地域の拡大や、高萩市総合防災計画の見直しを行うほか、都市計画道路の見直しに着手し、災害時の避難や緊急輸送道路の確保等、市民の安全安心確保に向けた事業を進めて参りました。また、復興のシンボルとなる市庁舎は、現在基本設計の段階にあり、今後市民の皆様に愛される庁舎となるよう、建設に向け事業を進めて参りたいと考えております。現在全国的な課題となっている人口減少問題は、本市にとりましても重要課題の一つである事から、就任後直ちに、出会い・結婚・妊娠出産・子育ての各ステージごとに総合的な支援策を取り組み始めたところであります。また、震災の際には地域の絆の重要性を実感した一方、生活の多様化や高齢化等により、地域の連帯感が希薄化している事も大きな課題であります。現在、地域コミュニティーの再構築に向けた指針作りを行っているところであり、地域の力、市民力が発揮できる環境を整えて参りたいと考えております。真の復興は、震災以前より活力ある街とする事であり、市民が心の豊かさを実感できる事であると思います。子どもを産み育てやすい環境を整え、企業誘致により働く場を確保し、さらに高齢化社会に対応するため、在宅医療・介護連携拠点事業をより充実させる等、誰もが住んで良かった、住み続けていきたいと感じていただける街づくりを進めて参りたいと考えております。国において昨年11月に地方創生関連法案が成立し、地方が自ら考え、責任をもって街づくりに取り組むことが重要となっております。まさに地域の力を示す時であります。本年を、高萩市創生のスタートの年と位置付け、愛する郷土高萩のため、これまで培ってきた経験や知識、人脈を最大限活かし、責任ある行政を推進し、市民の皆様とともに、未来に希望の持てる高萩を創って参る所存でありますので、皆様の一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。結びに今年一年が皆様にとりまして、素晴らしい年となりますようご祈念申し上げ、年頭のあいさつとさせて頂きます。高萩市長小田木真代高萩市創生のスタートの年に年頭のごあいさつ未謹新賀年市報たかはぎ2015.1 2