ブックタイトル市報なめがた 2015年1月号 No.113
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市報なめがた 2015年1月号 No.113
4なめがた2015.1.1市長:永尾社長は、日本初の「体験型農場テーマパーク」であると話されています。具体的にはどのようなものでしょうか?イタリア料理のレストランをオープンしたいとの意向もあるようですが、これらを含めて、事業の概要についてお聞かせください。永尾:ファーマーズ・ヴィレッジは、たくさんの日本一を作ります。工場棟では、大学いも、焼き芋、干し芋の日本一の工場を作りたいです。大和三小の校舎は残してありますので、校舎に、日本初の焼き芋ミュージアムを作ります。焼き芋と日本人のつながり、なぜ焼き芋がこんなにおいしいのか、焼き芋の未来は何なのか、焼き芋の奥深さを、子どもから年配の方まで、皆さんが楽しく学んでもらえるようなミュージアムを作りたいと考えています。商業棟では、道の駅と同じような機能を持った施設を建てます。ここには、焼き芋をベースにした日本一の焼き芋売り場、焼き芋をパウダーにして作った出来たてのパン屋さんや行方産野菜をたくさん、ヘルシーに食べられるイタリアンレストランをオープンする予定です。また、周辺にある耕日本一を目指します●作放棄地を活用して体験型農場を作り、首都圏の方に農業を体験いただきたいと思っております。年間3千トンを生産●さつまいもの経営安定基盤確立●市長:さつまいも工場を稼働していく中で、相当量のさつまいもが必要になってくると思いますが、JAなめがたとして、さつまいもの確保について、どのように考えていますか?中川:行方工場が稼働となると、新たに約3千7百トンのさつまいもが必要となります。これまでは、青果用さつまいも(市場出荷)の規格外取り引きがメインでしたが、今後は規格外だけではなく、新たに加工用さつまいもの栽培を強化していきたいと考えています。そのためにJAとしては、受け皿となるキュアリング貯蔵施設の新設を行い、原料を秋季の収穫と同時に生産農家から集約できるようにします。また、加工用さつまいも栽培においては、新規の部会員も見込んでおり、平成30年までに管内産のさつまいも取り引きを年間3千トンまで伸ばす計画です。永尾:グループ全体で年間7千トンを確保していますが、それでも足りない状況です。スーパーの話では、青果売り場での野菜単体の売上げが落ちている反面、加工用の原料が増えているようです。JAなめがたに加工用を強化していただけることは、食と農をつなぐレストラン「ファーム・トゥ・ザ・テーブル」↓商業棟↑建築デザイン・インテリアの空間イメージなめがたファーマーズヴィレッジプロジェクトマップ市長:今回のビックプロジェクトについて、JAなめがたとしてのメリットをお聞かせください。中川:第1に行方の基幹作物であるさつまいもの経営安定基盤が確立できることです。今後推測される担い手減少・高齢化への対応策として、青果用とは別に、加工用さつまいも栽培を強化することで、新たな担い手の育成、それに伴う産地規模の拡大、販路の多様化による農家の所得向上、無選別・無洗浄での出荷による労働時間の大幅な軽減等の効果が期待されます。第2にさつまいもにとどまらず、その他の青果物に関しても新たな販路が見込め、相乗効果が期待できることです。現在、農畜水産物を使った加工品を試作しているほか、施設には直売所や加工品の販売店舗を併設する計画です。第3に雇用創出など地域活性化につながることです。地域全体の参加によって、町おこしや観光客の呼び込みにつながれば、JAとしての地域貢献の役割を果たすことができます。心強いです。私たちは皆さんに喜んでいただけるよう、商品開発に努めます。