ブックタイトル広報さくらがわ 2014年11月1日号 No.221

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広報さくらがわ 2014年11月1日号 No.221

15さくらがわ2014.12.1俳句【大和俳句会】初孫にもらう元気や冬近し田中はつい生かされて今日の幸せ竜の玉岩渕のぶ子漬つけだる樽の箍たがの軋きしみに年の暮安達幸子秋の日のすでに暮れたる庭照明鈴木登美子句を作る事のたのしさ秋に入る代田とし短歌【花の室木崎集】銀河より夜ごとびよーんと伸びる腕二匹のねこをこもごも撫でて塚田沙玲たくあんの繋がる切れ目に夫怒り黙して過ごす三日目の朝石浜今日子午後二時はそわそわ歩く犬二匹散歩の時間とリードくわえる大久保まさ子音もなく落ち葉舞いくる山寺の寂しき一日写経の了る高昌にこやかな姑の肖像ピアノの上黄泉へ届けよ〈乙女の祈り〉塩谷明子野分さり紺碧深き大空に天女舞ふがに雲流れゆく鈴木とみユーモラスに夫の思ひも確かめて延命処置はせぬと決めたり古賀澄【岩瀬萩歌会】診察の終へたる老母の衿元を無口にその息子こは整へ居りぬ大関節子衰へし視力にてつづりし別れの歌集熱き思ひにしかと抱きしむ安達悦子天高く静かに流るるいささ川一期一会の木の葉をのせて安達すみ子春さくら秋はもみぢと山の径尾花が招く秋の夕暮角田玉枝いささかの家庭菜園天高く肥えゆく野菜に老いの気配り坪井ゆき子筑波嶺の下人工池はひろごりて緑の中に山茶花の白みゆ長谷川玲子鳥も啼かず陽は紅あかあか々と山に入いる静けき秋の夕暮の里石川喜代【一般投稿】きらゝと光りかがやくネオン街月も訝いぶるかよくぼうの海鈴木省一虫の音ねと夫の寝息をききながら筆を動かす親しき友へ塚本幸子預かりし酒く蔵らを次代にその次に繋ぐ日間近か心して励む西岡和子足裏に冷たき畳を踏みしめる亡父の煙草の小さき焦げ跡野村幸男月光を浴び詠む歌に背すじ伸び我が人生の軌跡を思う山田洋子【岩瀬短歌会】親切にされて嬉しきことあれば暑さの中をボランティアに行く飯田良江庭先の淡きピンクの夏ドレスわが犬サクラにサイズもピッタリ大関にち子来てうれし庭いっぱいの孫の声去って寂しき風鈴の音泉三郎週刊誌ひろい読みつつ歯科に待つ耳に治療の金属音とどく石田守子東北の娘より贈られ咲きつづく庭明るくペチュニアの花山田しげの幾度も袋の中身たしかむるくせのつきたり老のきざしか広沢日出子文芸さくらがわ