ブックタイトル広報いしおか 2014年11月1日号 No.220

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広報いしおか 2014年11月1日号 No.220

東石岡惣野代英子燃えた紅葉もいつしか散って恋の終わりを告げた秋府中稲田すみテレビラジオは一切止めて秋の虫の音聞く寝床柿岡野口由紀子こんな苦労にめげてはならぬ弱い自分を叱る夜下林白井冨喜江消えぬ悲しみ母御の他界秋の虫音に又泣ける杉並助川浩史空に向かって嘶いななく声は明日の名馬天高く府中小川野蛙少し近付き触れたいような茜雲浮く帰り道国府坂下蜻蛉鰯いわし・鱗うろこと姿を変えて雲も移り気秋の空国府島田雪うさぎ語り歩いて二人の夢を秋の月夜は遠回りドドイツ助川浩史市の商工観光課の萩原女史から電話が入った。六月にNHKの人気番組「鶴瓶の家族に乾杯」を見て市外・県外から同じコースを巡る旅をしたい方が多く、三十人限定でツアーを組んだので協力して下さいという。石岡俚謡会もあの番組に「石岡祭り」「八郷の茅葺の家」そして私達の「都々逸」の三つを紹介した。鶴瓶さんと佐々木蔵之介さんとの接触はなく、たったの二分ぐらいの出演であった。十月十一日、午前十一時「まちかど情報センター」へ観光バスのお客さんが入って来たので直ぐに始めた。二十分程度のショートショートのショーである。私が都々逸の語源や国分寺に眠る扇歌のことなどを話した後、和服で決めたきれいどころにより、三味線二棹の伴奏にのせて都々逸を六つ唄ってもらう。付録に太鼓を入れて茨城民謡の「磯節」も唄った。終わってから、お客さんの笑顔をみたら満足そうだったので安心した。そこから一行は八郷へ行き、昼食は蕎麦らしい。最国府高松忠草茂る山路に仔猫やせ細りしきりに鳴くを見つつ過ぎ来し池の台蒲生康男少女子は八十歳まで一緒すと安達太良登りつつ高らかに言う石岡三浦やす子曇天に地を這う野菜の廃れ行く異常気象の激しきをみる府中赤津美智子素十句碑なぞりて秋思つのらせり泉町石神秋羅浦風が秋運びくる舟溜り総社一色しのぶ吟行やただ見ていたい小春凪貝地小池つと夢初鴨や勝手知りたる湖に東光台斉藤茂男一声を頭上に残し渡り鳥俳句文化協会だより市民ずいひつ後に私は言った「ごきげんよう」。若松酒匂川孝治追憶の彼方に凛と立っている咲き盛りたる山茶花と母北府中友部澄子生涯をひたに働き逝きし義母我が荒れし手に義母生きており短歌いしおか俳句同好会やさと俳句会片岡馬場小零ロケ跡に残る釣瓶や草紅葉柿岡吉田進けもの道初茸狩りの小笹かな川又川又渓二墜つ水に峙つ岩に秋深し石岡短歌同好会八郷短歌会月岡菱沼む免子厨まで明るく届く朝日ひか光げ今日の予定にひとつをプラス片野小野瀬もと朝夕の風は秋めき隣屋のさるすべりの花ゆらして過ぎる柿岡小林渥子やんはりと断る術すもべ身に付きて勧誘の電話短く切りぬ俚謡投稿作品石岡俚謡会北根本大塚豊子新米を今年も炊いて老ゆるなり東成井小島せん朝夕に寒さ身に入む頃となりお日様恋しと思う此の頃山崎鈴木君江秋雨に冷ゆる日暮れの風もなく駄したたずむ木々の静けさ柴内羽生俊登山して楽しむ日なり噴火にて若し命を襲う悲しさ●写真クラブ写真展【日時】12月9日(火)~14日(日)午前9時~午後4時※9日は午後1時から、14日は午後3時まで。【場所】中央公民館■問い合わせ滝田?43・1362今年も石岡市文化協会の行事の一つであります「第47回石岡市文化祭」が盛会をもって終了することができました。また、各団体の自主活動もそれぞれに大きな成果を上げることができました。これもひとえに市民の皆さんのご支援のおかげと心よりお礼申し上げます。今後とも当協会にご支援ご協力のほどをよろしくお願いいたします。石岡市文化協会会長内山侑一文芸いしおか市民の皆さんからの作品(俳句・短歌・俚謡・市民ずいひつ)を募集します。投稿をお待ちしています。◆送付先〒315─8640石岡市石岡一丁目1番地1石岡市役所市長公室秘書広聴課「文芸いしおかコーナー」係まで19広報いしおか12月1日号№220