ブックタイトル広報 常陸大宮 2014年10月号 No.122

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概要

広報 常陸大宮 2014年10月号 No.122

????????????????????????????11月9日、市文化センター小ホールで、泉坂下遺跡シンポジウムを開催し、市内外から約230人が来場しました。常陸大宮市泉にある泉坂下遺跡は、貴重な弥生時代(約2300~2200年前)の再葬墓(※)の遺跡として有名で、国内最大の人面付壺形土器が出土したことでも知られています。泉坂下遺跡は、まだ不明な点の多い東日本の弥生時代を研究するうえで、カギを握る存在と言われていて、平成24年度から市によって確認調査が進められています。今回のシンポジウムでは、まず基調報告として、ここまでの調査で判明した再葬墓の分布状況などについて、考古学者の鈴木素行氏から報告を受けました。その後パネルディスカッションが行われ、パネラーの明治大学教授の石川日出志氏、陶芸家の菊地弘氏、地域活動家の野澤和弘氏の3人から、泉坂下遺跡の持つ考古学的な価値、芸術的な価値、地域資源としての価値とその影響力について意見交換をしました。またシンポジウムに先駆けて現地説明会も開催され、今年度の確認調査成果について報告を行っています。泉坂下遺跡の確認調査は、今後も市によって進められる予定です。東日本の弥生時代研究の進展に期待しましょう。▲基調報告をする鈴木素行氏滑「いずみちゃん」の顔の完成度について熱く語る石川氏▲パネラーの3人(※)再葬墓とは、遺体を白骨化させたあと、その骨を土器などに入れて埋めた墓で、弥生時代の東海地方から東北地方に分布します。企画展「Mission!!東日本の弥生時代を解明せよ!」開催10月14日から11月24日まで、歴史民俗資料館大宮館で、泉坂下遺跡に関する企画展を開催しました。ここまでの調査で出土した土器などが展示されたほか、写真やパネルを用いて、遺跡について分かりやすく解説がされていました。常陸大宮市の弥生時代の人々が、どのように先祖を弔い、お祭りをしたのか、その様子を垣間見ることができます。▲人面付土器「いずみ」を中心に展示広報常陸大宮6平成26年11月号