ブックタイトル広報だいご 2014年12月号 No.676

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概要

広報だいご 2014年12月号 No.676

保健コーナーノロウイルスの季節です!感染に注意しましょう!ノロウイルスとは?ノロウイルスは、人だけに感染して下痢やおう吐等を引き起こし、人の小腸で増殖するウイルスです。感染経路は、食品を介して感染する場合(食中毒)と、感染者の吐物や下痢便に含まれるノロウイルスによって人から人へと感染する場合があります。感染力が強いため、一般家庭においては家族内での感染を起こしやすく、乳幼児や高齢者の集団施設においては集団感染を起こしやすくなります。主な症状は?ノロウイルスに感染すると、1~2日で下痢・おう吐・吐き気・腹痛・軽度の発熱などの症状がみられます。通常は、これらの症状が1~2日続いた後治りますが、症状が消えても数日、長い場合で1か月近くウイルスが便とともに排泄されます。ノロウイルスは何度でも感染します。子どもや高齢者など抵抗力が弱い人は、下痢やおう吐がきっかけとなって重症や死亡に至るケースも起こり得ますので、早めに医療機関を受診することが重要です。主な予防策・対応1.手洗い感染予防の基本は手洗いです。調理を行う前、食事の前、トイレに行った後、オムツ交換や汚物処理等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず手を洗いましょう。石鹸を十分泡立て、手指を30秒以上洗ってください。その後流水で十分にすすぎます。2.適切な消毒方法ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(市販の塩素系漂白剤)が有効です。図のペットボトルを利用した消毒液の作り方を参考にしてください。なお、消毒用アルコールはノロウイルスには効きません。◎0.1%次亜塩素酸ナトリウム液は、患者の吐物、下痢便等の汚物を処理する時に用います。◎0.02%次亜塩素酸ナトリウム液は、食器や衣類等の消毒(目安は10分程度)に用います。衣類は色落ちしますので、注意してください。衣類は85℃以上で1分以上の熱湯消毒も有効です。◎手すり、ドアノブ、水道の蛇口等直接手で触れる機会がある場所は、0.02%次亜塩素酸ナトリウム液に浸した布、雑巾等でよく拭きます。金属の部分は腐食しますので、拭いた後10分程度経過したら水拭きをします。3.患者の吐物及び下痢便等の適切な処理吐物及び下痢便の中には大量のウイルスが存在し、感染源となりますので、その処理には十分に注意する必要があります。排泄の介助や吐物、下痢便等の処理の際には、必ず使い捨て手袋及びマスクを着用しましょう。吐物や下痢便等で汚染された床や便座は、使い捨て布やペーパータオルで汚物を静かに拭き取ります。その後、拭き取った場所を0.1%次亜塩素酸ナトリウム液を十分にしみ込ませた布やペーパータオルでおおい、そのまま10分程度消毒します。金属の部分は腐食しますので、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液でよく拭き取り、10分程度経過したら水拭きをします。処理に使用したペーパータオル、使い捨て手袋等は、ビニール袋に入れて(この際、ビニール袋に0.1%次亜塩素酸ナトリウム液をしみ込む程度入れておく)捨てましょう。ノロウイルスは乾燥すると容易に空気中を舞い、これが口に入って感染することがあるので速やかに処理します。処理時とその後しばらくは、大きく窓を開けるなどして換気をしてください。4.食品を扱ううえでの注意ノロウイルスは、二枚貝などを生あるいは十分に加熱しないで食べたことなどから食中毒を起こすことがよくあります。カキやアサリなどの二枚貝は加熱調理(食品の中心部で85℃以上で1分以上)を徹底しましょう。調理器具の衛生や食品の管理(消費期限など)にも気を配りましょう。■問合せ健康増進課健康増進係?72ー661110Public Information DAIGO December 2014