ブックタイトル広報いしおか 2014年11月1日号 No.218

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広報いしおか 2014年11月1日号 No.218

小井戸地区の弥陀ノ台遺跡は、道路改良工事に伴い、平成25年11月から平成26年5月に発掘調査を行いました。事前の試掘調査の結果から、古墳時代や奈良・平安時代の集落遺跡と想定していましたが、予想外のもの―戦国時代の堀跡も発見することができました。時記憶の文化振興課シリーズ106?43-1111(内線1324)近年の調査結果から弥み陀だノ台遺跡▲弥陀ノ台遺跡と周辺の城館図書館つうしん■問い合わせ石岡市立中央図書館?24・1507中央図書館2階視聴覚室《11月のおはなし玉手箱》・1日(土)午前10時30分から《11月のおはなし会》・15日(土)午前10時30分から中央公民館《11月のおはなしフレンズ》・8日(土)午後2時30分から◎対象は、幼児から小学校中学年程度です。時間はおよそ30分です。HPhttp://lib.city.ishioka.lg.jp/【休館日】11月3日10日17日24日27日児童コーナーの書架の入れ替えにより、新しく生まれ変わりました。皆さんのご利用をお待ちしています。児童コーナーが新しくなりましたこれまで小井戸地区では「要害」や「東堀」といった地名があることから城館跡の存在が想定されていましたが、それを裏付ける考古学的な証拠が初めて発見されたのです。さて、園部川をはさんですぐ対岸には宮田館跡が存在しています。弥陀ノ台遺跡とほぼ同時期、戦国時代の城館跡と考えられています。なぜ、同時期に近接して二つの城館が建設されたのでしょうか。それを解く鍵は当時の社会情勢です。戦国時代、石岡では大だいじょう掾氏が府中城(現在の石岡小学校)を拠城としており、一方、東に【開館延長日】6日13日20日11月▲えほんコーナー▲よみものコーナー―戦国時代の前線基地―は水戸の江戸氏を後ろ盾とする園部氏が小川城(現在の小川小学校)を拠城としていました。両氏は、園部川をはさんで対峙し、攻防を繰り広げていました。つまり、宮田館は園部氏、弥陀ノ台遺跡は大掾氏の最前線の基地であったと考えられるのです。小美玉市玉里史料館では、11月16日まで企画展示『常陸大掾氏と園部氏』が開催中です。石岡市内の城館も紹介されているほか、園部氏によって常陸國總社宮に奉納された扁額三十六歌仙絵(県指定文化財)も展示されています。園部川▲弥陀ノ台遺跡の堀跡広報いしおか11月1日号№21826