ブックタイトル広報みと 2014年11月1日号 No.1345
- ページ
- 6/16
このページは 広報みと 2014年11月1日号 No.1345 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報みと 2014年11月1日号 No.1345 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報みと 2014年11月1日号 No.1345
子どもは「かけがえのない宝」育児を支える地域づくりを近年、県内の児童虐待相談対応の実件数は増加傾向にあり、平成25年度は1,255件となっています。児童虐待に関する啓発が進み、地域の皆さんの意識が高まってきたことも理由にあげられると感じています。児童相談所では、児童虐待の通告・相談があった場合、状況の調査を行うとともに、通告内容に応じて、関係機関に情報の提供を求めます。その後、保護者や子どもの特徴を慎重に見極め、子どもにとって最善の対応策を考えていきます。なお、関係機関と連携し、役割を分担して対応する際には「誰が」「何を」「いつまでに」ということを常に心がけています。児童虐待が発生してしまう背景には、さまざまな理由があげられると思いますが、特に、母親が育児に孤立感や負担感を感じており、それを自分から誰かに相談することなどができず、ストレス、不安感などから児童虐待に至ってしまうことが多いようです。今後は、地域の力で、育児を支える地域づくりをしていくことが児童虐待問題の解決につながるのではないでしょうか。子どもは「かけがえのない宝」です。少しでも不安に感じることがあったら、一人で悩まずご相談ください。県中央児童相談所所長白井正美さん関係機関が連携して児童虐待に対応しています市子ども課では、児童虐待や子育てに関する相談などに応じているほか、市要保護児童対策地域協議会の調整機関(事務局)としての役割も担っています。児童虐待が起こる家庭は、さまざまな問題を抱えている場合が多く、一つの機関による支援で問題の解決を図ることは困難です。このことから、関係する機関が連携し、支援を行っていくことが重要になります。児童虐待が起きた場合、同協議会では、各構成機関が情報共有や対応方針の意見交換などを通じて、連携を図るとともに、それぞれの役割分担に応じ、責任をもって関わることができるようにしています。今後も同協議会内の連携を密にするとともに、児童虐待相談に対応する職員の資質の向上を図っていきたいと思います。業務を通して、いつも感じていることは、「子どもが笑顔でいられることが何よりも大事」だということです。地域の皆さんには温かい目で子どもや子育て家庭を見守っていただくとともに、気になることがある際には、子ども課にご相談ください。市子ども課相談係係長平山康司さん2014. 11. 1広報みと6