ブックタイトル歴史館だより No.109
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歴史館だより No.109
花魁・遣手婆図双幅(茨城県立歴史館)諸肌を脱いだ花魁の視線の先には同じ柄の着物を着た置屋の遣り手ばばあの姿が・・。煙管を手に若き花魁を睨みつけています。別々に所蔵されていた双幅が再び水戸の地で一緒になる奇縁のある作品です。様々な画の読み解きができる風俗人物画ならではの面白さを十江の画技とともにお楽しみ下さい。蓬?山図(個人蔵)人物が描かれていない,十江山水画の傑作です。展覧会には久々の登場です。水墨と淡彩で幽境夢幻の世界をあらわしたものです。世間の俗事を忘れ,文人に憧れた十江の「夢」を表現した作品かもしれません。雷公釣鼓図(水戸市立博物館)細長い紙を構図にうまく利用してうっかり雷神様が背中の太鼓を雲から落として幸いにも蜘蛛の巣に引っかかり・・画題は立原翠軒が関西土産に持ち帰った大津絵にあるといわれています。十江の署名ものびのびとした作品です。4