ブックタイトル歴史館だより No.109
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歴史館だより No.109
Ⅲ水戸の筆・畸人の筆・写実の筆立原杏所子路負米図(部分)(個人蔵)水戸藩士で南画家の立原水戸藩士で南画家の立原杏所の中国の故事人物図です。杏所は南画家ですが円山四条派の筆法にも学び謹厳ながら柔らかい筆法もあわせもち,独特の人物図をつくりあげています。菅井梅関象図(仙台市博物館)仙台出身の南画家菅井梅関の象の模写画です。梅関は仙台から江戸,京都そして長崎に遊歴し長崎の地で象を見た可能性があります。奔放な筆で的確にかつデフォルメも交えつつ印象に残る画を残しました。佐竹蓬平荘周蝴蝶夢図(飯田市美術博物館)荘子が夢の中で蝶になる話を,蓬平が画にしました。このおじさんは蓬平の自画像かも。円山応挙猛虎図(摘水軒記念文化振興財団府中市美術館寄託)生身の虎を人々は見たことはありませんでした。応挙は虎皮を模写しリアルですが,猫虎のかわいらしさもあります。9