ブックタイトル広報なか 2014年10月号 No.117
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広報なか 2014年10月号 No.117
問い合わせ環境課環境グループ緯298-1111(内線447~449)◆室内の温度差が生むヒートショック断熱性能を良くすることは、健康の面にも関わります。たとえば2012年、1年間で4200人ものかたが入浴中に死亡していますが、その大半が冬に集中しています。冬の入浴時に事故が増加するのは、激しい温度差からくるヒートショックが原因とされています。ヒートショックとは、暖房の効いた部屋から冷えた風呂場に行き、熱い風呂に入るという急激な温度変化によって血圧の急上昇や急降下が起きる現象のことで、心臓に負担がかかり、これによって体調不良を起こしたり、時には死亡してしまうことがあるのです。また、長期間にわたって低温にさらされた人体は徐々に抵抗力を失い病気になりやすくなるのです。このようなヒートショックの危険性を減らすためにも、住宅の断熱性能を上げて、浴室やトイレと他の生活空間との温度差をできるだけ少なくしていくことが大切です。◆断熱化でエコロジカルな暮らしへ断熱性を高めた住まいは、住み心地がよく健康にもよいだけでなく省エネルギーにも効果的です。冬は暖運輸部門産業部門32%28%かい熱を外に逃がさず、夏は涼しさをキープするので、冷暖房に使うエネルギーを節約できます。家庭における電気・ガス・石油などのエネルギー使用量を抑えることは、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らすことにつながります。右の図は、那珂市における2005年度の二酸化炭素排出量の内訳を示しています。市全体での二酸化炭素の家庭部門業務部門排出量のうち、約2割は家庭で使われるエネルギーか17%23%ら出ているのです。那珂市における2005年度の二酸化炭素排出量の内訳なお、2005年度における二酸化炭素の排出量は、42.6万トンでした。左の図は、断熱化により、どれくらい【無断熱住宅】【断熱化住宅】エネルギー使用量を節約できるかを示しています。断熱化住宅にすると、無断熱60%減暖房に必要な住宅と比較して暖房に必要なガス・灯油ガス・灯油などの燃料使用量約1,000リットルなどの燃料使用量を60%、冷房に必要な(東京11月1日~3月15日)電気使用量を34%節減できることが分か約400リットルります。日本の住宅全体がトータルな断熱化を34%減進めると、一年間の二酸化炭素の排出量冷房に必要な電気使用量を約400万トン削減することができると約3,200Kwh(東京6月15日~9月30日)約も言われています。これは日本の二酸化2,100Kwh炭素総排出量のおよそ3分の1を削減できることになります。断熱化によるエネルギー量の節減例日本では、クールビズやリサイクルな出典:経済産業省「ゆとりと豊かさの快適住宅のためにど、エコに関する取り組みは多く行われ断熱化の必要性と断熱建材」(2008年)ていますが、住宅の断熱化普及状況は、環境保護への意識が高いドイツなどに比べるとまだまだ遅れています。ムダなエネルギーを使わない「スマートライフ」の定着をめざし、地球温暖化防止策の一つとして、断熱化に対する取り組みを行っていきましょう。7広報なか10月号