ブックタイトル広報なか 2014年10月号 No.117
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広報なか 2014年10月号 No.117
わがまちの環境を考える住宅の断熱性能を高めよう!◆「ご自宅の燃費」を把握していますか?住宅にも、「燃費」があります。ここでいう燃費とは、ある住宅で1年間を通して快適な室内での生活を保つときに、冷暖房、給湯、換気、照明などを使用するのに必要なエネルギー量です。床面積1平方メートル(m2)あたり○○kwh(「kwh」とは、1時間当たりに○○kw消費する、という意味です)必要という形で数値化されていて、このエネルギー量が少ないほど、燃費の良い住宅ということになります。たとえば、30kwh/m2の燃費性能を持つ床面積100m2の家の場合、1年間で必要なエネルギー量は3000kwhです。この家のエネルギーをすべて灯油でまかなう場合は1年間で300リットルの灯油が必要となります。この値は、すべての建物で省エネルギーに関する共通の「ものさし」になります。◆熱の出入りを軽減するなら、窓ガラス選びがポイントです住宅において最も熱の出入りが多い箇所が「窓」です。冬に家冬場の断熱効果は高断熱複層ガラスと同等以上だから、一年中快適に。の中から逃げていく熱の約半分は窓からで、また夏に家に入っ■遮熱高断熱Low-Eガラスの日射侵入率比較ガラス厚3mm、空気層12mmてくる熱の7割以上もまた窓からなのです。暑い日差しが部屋に入ってくると暑い日差しをカットすれば現在ドイツで販売されているなかなか冷房が冷房効果が高まりきかない快適に窓の断熱性能には、最低基準が設けられています。日本には、8940そういった基準が設けられていないため、一般的に使用される窓の断熱性能を比較すると、ドイツで販売されている窓の1/11%60%4~1/5の断熱性能しかあり単板ガラス遮熱高断熱型Low-E複層ガラスません。日本で多く使用されている金属製のフレーム窓は熱伝導率が高く、断熱性能は高くありません。世界的に住宅の省エネルギー性能が重要視されるようになった昨今では、金属製のフレーム窓は日本以外ではよほどの事情がない限り使用されることは無くなっています。窓の断熱性能を高めるには、冬には熱を逃がさないために熱伝導しゃへい率を低くし、夏には暑い太陽の日差しを遮る日射遮蔽性が必要です。この二つの性能を併せ持つ、「Low-Eガラス」というものがあります。ドイツではリフォームの際に交換されるすべての窓ガラスがLow-Eガラスになっています。日本でも、窓ガラスをLow-Eガラスに交換したり、内窓を取り付けたりすることで、夏涼しく冬暖かい住まいを比較的簡単に手に入れることができます。Q.Low-Eガラスってどんなもの?Low-Eは、LowEmissivity(低放射)の略。Low-Eガラスとは、複層ガラス(複数枚の板ガラスを重ねたもの)の間に乾燥空気や熱伝導率の低いアルゴンガスなどを挟んで、その内面部に特殊な金属膜を設けたガラスのことです。間に挟んだ空気が熱を遮断し、金属膜で日射を遮ることができます。6