ブックタイトル大好きいばらきvol.52
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大好きいばらきvol.52
大好きいばらき花いっぱい運動の取り組み大好きいばらき県民会議は,「花いっぱい運動」を推進しています。花づくりをとおして地域のみなさんがつながりを深めるとともに,美しいまちづくりを進めることで自分たちの地域に愛着を持っていただければと願っています。今回は,昨年開催された第41回花と緑の環境美化コンクールにおいて,知事賞を受賞した3つの花壇について,花の育成のコツや花づくりを通した地域との関わりについて取材しました。小松喜楽会花壇(常陸大宮市松之草)フラワーロードの部小松喜楽会では,平成17年から道路沿いに花壇を作っています。始めた当初は,石だらけで土も固く,花づくりに不向きな土地でしたが,堆肥を使った土壌改良などを行い,現在の花壇になりました。地域の人口減少が進み,10名以上いた会員が現在5名になりましたが,それでも,仕事の合間や日々の生活の中で,花壇の整備を続けています。メンバーは「手をかけて育てた花が咲くと,とても嬉しい。たくさんの人に花壇を見てもらいたい。」とお話します。環境や人口減少にも負けず,地域のために花いっぱい運動の取り組みが行われていました。谷河原町高砂会花壇(常陸太田市谷河原町)団体職場の部谷河原町高砂会では,平成21年度から遊休農地を活用して花壇づくりをはじめました。花壇には,種から育てた日々草,ジニア,サルビア,ケープタウンブルー(西洋朝顔)が,縦横,等間隔に正確に並んで咲いています。苗を花壇に移植する際,花の種類ごとに植え付けの間隔を調整し,お手製の尺棒で測っているそうです。花壇一帯を憩いの場にするため,手づくりのベンチや観賞用の花見台を設置するなど,「町を元気にしよう」という会員の方々の強い思いを感じました。小舟下睦美会花壇(常陸大宮市小舟)地域の部小舟下睦美会が整備する国道293号沿いの花壇には,地域の方だけでなく日光方面からの旅行者にもファンが多いそう。暑い夏の花摘みや,水道を使わず川の水を水中ポンプで汲み上げて水不足を回避する工夫,-10℃まで冷える環境でも寒さに弱いカンナの球根を越冬させる研究などを行う会員は,7 0~9 0代の1 0名程。長山代表は,美しい花壇を維持するためにも,今後を担う60代の若い世代への積極的な参加を呼びかけていました。8