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概要

大好きいばらきvol.52

NPO・ボランティア活動紹介大好きいばらき県民会議は,1年365日誰かの手で,どこかで行われている福祉や環境,青少年,防犯など様々な分野での地域活動,市民活動を,県民,団体,企業,行政が手をつないで支えあい,「やさしさとふれあいのある茨城づくり」を進めています。今回は,茨城県内で行われている,先進的な2つの取り組みを取材しました。アートを通した,人と人をつなぐまちづくり取手アートプロジェクト取手市井野団地の井野ショッピングセンター内にあるコミュニティカフェ「いこいーの+TAPPINO」において,このカフェを運営するNPO法人取手アートプロジェクトオフィス理事の羽原康恵さんにお話を伺いました。このNPO法人では,取手市をフィールドとして,「アートのある団地」をコンセプトに,アートを用いた住民参加の地域づくりに取り組んでいます。市内の井野団地と戸頭団地を中心に,自分の得意なことを預けると,他人の得意なことを引き出して活用できる「とくいの銀行」や太陽光で集めた電気を使い,団地の一室をホテルとして運営する「SUN SELF HOTEL」など,団地という生活の場で,住民と共に様々なアートプロジェクトを行っています。羽原さんは「人口が減少していく中で,『団地』という場所が変わっていく。取手アートプロジェクトの活動は,そうした場への実験的な活動でもあります。」と話をしていました。地域の状況が変化していく中で,アートを使った柔軟な地域づくりの実践が取手で行われていました。青年層の力を社会にいばらき新鮮組いばらき新鮮組では,高校生・大学生などの青年層が,社会貢献活動の企画・運営に取り組むことにより,社会の中で生きる力を身につける活動を行っています。8月24日(日)に開催した「若者挑戦!2014草刈りボランティア」は,実行委員となった9名の高校生が中心となって運営しました。県内の高校生や芳野地区女性会など,約140名が参加し,草刈りやワークショップ等を行いました。実行委員のメンバーは,「将来は福祉関連の仕事に就きたいと考えています。そのために,ボランティア精神を学びたくてこの活動に参加しています。」と話していました。青年層の社会貢献活動への参加や人材育成に繋がる取り組みが若者自身の手で行われていることにたいへん心強く感じました。大好きいばらき県民会議では,こうした若者の取り組みを引き続き応援していきます。6