ブックタイトル広報さくらがわ 2014年9月1日号 No.215
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広報さくらがわ 2014年9月1日号 No.215
15さくらがわ2014.9.1文芸さくらがわ俳句【桜川市岩瀬「萩」俳句会】娘の病気に病む妻の大吐息小林啓治紫陽花の小道登りて仁王門荻原勅彦夕風にのり蜩ひぐらのし声澄めり三代みちよどしゃぶりの葉裏にじっと蝸牛入山ひろ子青桐の大葉が舞ふ日秋に入る若色寿美女平凡な暮しの中の紅葉狩金田とう女挨拶をすべきか否かサングラス細谷充女正直に生きて文字摺草千の風永瀬ちい草の香も汗の臭ひも吾が五感齋藤みよ南口降りればそこは秋の風渡辺千恵子三本の指の確かさ秋菜播く萩原きしの【茂山俳句会】瓦師の愚痴を言いつつ三尺寝植田祥雲地球儀のブラジル探す夕薄暑吉原京子自動ドア炎昼の中人を吐く吉原秀子かなかなや香焚き添へる茶室かな君島真理子梅干して星の雫を貰ひけり竹林てる滴りに次の一語を待つ思ひ鈴木つぎしつかりと子を抱くやうに西瓜抱く松崎いま仏壇の供花うなだるる酷暑かな宮本芳江ふるさとは同姓ばかり送り盆金子弘毅紫陽花や歓喜の雨に揺れ止まず今井繁子己が影つついてをりぬ羽抜鶏泉健作炎天下無人のやうな片田舎宮本立男峰寺の祀る巨岩や苔の花皆川一女山間に畑を守りて生身魂鈴木ノブ子毀つ家に人寄せつけず草いきれ海老沢静夫風鈴の音色に和む昼さがり大関くに加波筑波湯に入るごとし夏の霧笠倉陽子もてあます風によろめく黒揚羽田崎信子投薬にむせる身のあり草いきれ海老沢幸子銅あかがねの月おしあげし草いきれ飯山昭短歌【桜川歌壇の会】ふるさとの駅を出るなり帰省せし人ら祭りの足取りとなる黒田青磁老ゆるとも人恋う心変わらざりどしゃ降る雨の中を帰りく田沼むめ庭隅のノウゼンカツラ燃えるがに大輪の花地面を染める篠崎洋子久々に子猫をたのむと従弟より一人暮らしにホットな頼り中原すみ子雨の日はアジサイ園は賑わえり傘と花とが彩り競う篠崎貞之白内障進行したと医師は言う「手術はせずに現状維持」と中澤敬子NHK入選集の本ありて嬉しくなりて皆に報告榎戸栄子遅咲きの花にも似たる鶯の夏の盛りをケキョケキョと鳴く滝田きく江木々の芽は彩り違え山萌える街道つつじ赤く群れ咲く平塚節子狭き庭四あじさい葩にまかせその彩にまみれし夢の眠りにつかむ島杜桃雲一つなきさいはての秋空に描いてみたし心の絵画皆川米子俚謡【さくら俚謡会】高期高齢会員達が若気紅差す敬老会岩瀬悦女御霊送って秋風吹けば明日が忙しい待つ稲穂つく志輝美昼の暑さも蜩鳴けば汗も乾いて秋の月一木みどりお多福女房もたまには化けて影もピンクになる障子稲葉建正議員候補の意欲に応え夢を托した我が一票田哲人