ブックタイトル大洗町議会だより No.160 特別号

概要

大洗町議会だより No.160 特別号

62014年8月20日発行大洗町議会だより160号田山忠昨年７月に、秋田県・にかほ市と大洗町にて友好都市協定を結びました。にかほ市は、南極観測隊白瀬中尉の生まれ故郷であり、毎年１月28日に偉業を称える「雪中行軍」の催しに合わせて、議会として初めての訪問となりました。にかほ市は日本海側に面し、市内には有名電子機器メーカー工場が存在し、名産物には真ダラ、ハタハタなど代表とする多くの海産物があります。到着後、市所有のバスで、郷土歴史館や庁舎等を視察し、市営の温泉施設にて、副市長や議会の方々など多くの皆さんに温かい歓迎を受け、そこに宿泊をしました。次週には、大洗町から同施設に泊まっての親子雪中体験教室事業が実施されました。友好都市間に、今後の期待される効果は、まず、自地域の魅力の再発見と再認識をして、お互いの自然・文化・産業の体験や学習の機会を得ることで、教育の質の向上に繋がっていくと思います。そして、特産品の販売や販路の拡大が、技能や産業の創造のきっかけとなり、地域産業の継承や経済の活性化に繋がっていくものと思います。菊地昇悦大洗町と友好都市を結んだ、秋田県にかほ市。今後どのように友好を深められることが可能なのか、課題を持って訪ねた。にかほ市は、私の出身地の隣に位置する市で、俳人の松尾芭蕉が訪れた、江戸時代から松島と並び称される景勝地です。小学生時の遠足地でもありました。そのようなことから、友好を結んだことを機に大洗町民や県民の皆さんにぜひ訪れてもらいたいと思いました。にかほ市象きさか潟たは、芭蕉や一茶、蕪村、子規らが足を運んだ地であり、観光ツアーとして検討できるのではないのか。市幹部や議員、北都銀行の皆さんと話し合うことができました。相手側は、大洗ゴルフ場や、水戸の観梅など関心があり、今回の視察は、観光面でも交流をつくりあげることができるのではないか。手ごたえを感じるものとなりました。地元の子供たちも参加した雪中行軍国指定天然記念物「象潟」