ブックタイトル広報なか 2014年8月号 No.115
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広報なか 2014年8月号 No.115
問い合わせ環境課環境グループ?298-1111(内線447~449)???????????? ????????植物は、太陽の光によって光合成を行い、地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収し酸素を排出します。樹木が吸収し蓄積する二酸化炭素量は一本一本違っています。右下のグラフは、樹種別に林齢とともに1年間に1ヘクタールあたりの炭素吸収量がどのように推移していくかを示しています。??????????????????1スギやヒノキなどの針葉樹の方が、ブナやクヌギなどの広葉樹よりも植林後の50年間の二酸化炭素の吸収量がはるかに大きく、特にスギがその能力が高い!2林齢11~40年までの若い木が二酸化炭素をよく吸収する!ということが読み取れます。??????????????????樹種別・林齢別炭素吸収量(トン/ha・年)5スギ(針葉樹)4炭3ヒノキ(針葉樹)素21自家用乗用車1台から1年間に排出される二酸化炭素量=80年生のスギ人工林0.3ヘクタール(スギ約160本)の年間吸収量と同じくらいです。21世帯から1年間に排出される二酸化炭素量=80年生のスギ人工林0.8ヘクタール(スギ約460本)の年間吸収量と同じくらいです。100?1010?2020?30ブナ(広葉樹)30?40クヌギ(広葉樹)40?50林齢(年)50?6060?7070?80※「森林・林業白書(平成16年度)林野庁編」より???????????????? ??????森林は光合成によって二酸化炭素を吸収しますが、ただ植林して見守っているだけでは、温暖化防止に貢献する森林にはなりません。「下草刈り」や「間伐」などの保育を行う必要があります。保育を行うことにより、二酸化炭素の吸収量も増大します。?????????日本は国土の67%が森林であるにもかかわらず、木材の自給率はわずか27.9%(平成24年林野庁「木材需要表」より)にとどまっています。昭和30年代後半から木材輸入が自由化されて以降、世界中から木材を輸入しています。それに伴い、国内の林業は衰退し、森林は放置され、荒廃が目立つようになりました。さらに、先人たちが植林し保育してきた木々は、現在収穫期(利用適齢期)を迎えています。今、国内の木を伐って、使って、若い木を植えておかないと次世代に森林資源を残せなくなります。そして、植えた若い木に二酸化炭素をたっぷりと吸収してもらうことが持続可能な森林の保護・育成であり、地球温暖化防止につながるのです。????????林野庁では、国産材の積極的な利用を通じて森林を活性化する(=二酸化炭素をたっぷり吸収する元気な森林づくり)ことにより、課題解決に取り組んでいます。その一つが、一般市民や企業など、消費者に向けた国産材の利用促進・PR活動である「木づかい運動」です。木づかい運動を促進するために、林野庁ではロゴマークを制定しています。右の図は「木づかいサイクルマーク」といい、このロゴマークは国産材製品であることを証明するものです。13広報なか8月号