ブックタイトル広報おおあらい 2014年8月号 Vol.512

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概要

広報おおあらい 2014年8月号 Vol.512

想随想随大洗町長小谷隆亮「もったいない」とする取り組みにみる夏本番、歩いての通勤には汗を流す日々である。そこで朝早くウォーキングをしながら地域を見回ることに切り替えた。資源ごみ集積所では、「おはよう!おはよう!」の声が響いている。今朝は資源ごみの回収日なのです。「はい、こちらはペットボトル」、「アルミ缶はこちら、スチール缶はそっち」、「段ボールは・・・」など元気良く慣れた手さばきで処理しているのです。11年前に実施に踏み切った資源ごみ回収、あわせて平成16年の徹底した一般ごみ分別、平成17年の有料ごみ袋制度の開始は、立派に軌道に乗り「ごみ量の劇的な減少」に繋がっています。このような町民の一人ひとりの取り組みはまさにわが町の誇りであります。朝のウォーキングで町民の皆さんの素晴らしき力強い取り組みに胸が熱くなるのを覚えた一時でありました。平成4年4月にごみ焼却場、平成9年7月には不燃物や焼却灰の最終処分場が操業をはじめましたが、いずれも迷惑施設として場所選定は難航を極めました。最後は、選定地やその周辺の住民の皆さんに特段のご理解があって実現にこぎつけることができたのです。その最終処分場がごみ減量化と資源ごみ回収によって延命化されることは、住民の皆さんの財政面をはじめ色々な面で負担軽減になります。町も軽減される財政負担を、皆さんが必要とするものに投入できます。近年、「もったいない」という精神を評価する声が高まっています。ノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガイ・マータイ氏は『MOTTAINAI』を世界共通の言葉として広めています。地球環境を守ること、無駄を排して美を突き詰めること、まさにこの感性と心のあり方は1つの指針となるものです。誇りを持って自ら持ち合わせた力を活かし、自由で責任を重んじ、みんな相互尊重の気風を持った社会は、本来私たちが大切にしてきた社会であったはずです。資源ごみの取り組み、町民一体となって「ひとつの目標」に向かって方向性を共有して努力することは、人と人との繋がりによる地域コミュニティの充実に繋がり、やがて大いなるエネルギーとして町の元気・活力に繋がります。皆さんも認識を再確認し、より一層のご協力をお願いします。(株式会社松田平田設計専務執行役員)平成26年7月3日、株式会社松田平田設計の専務執行役員の清水次郎氏を『大洗大使』に委嘱しました。清水氏は、一級建築士として国立音楽大学1号館(2012年度グッドデザイン賞と北米照明学会・優秀デザイン賞を受賞)や新潟市食育・花育センター、秋田県立大学などのプロジェクトに関わりご活躍されています。何度も大洗町には足を運ばれており、豊かな自然に恵まれた町という印象をお持ちだそうです。「まちづくり」の分野から大洗町の地域振興にご協力いただけることと存じます。清水氏からのコメント大洗大使の委嘱という大変光栄なお話しに感謝しております。町の持続的発展に少しでも役に立てればと思います。そのためにも、まずは町の皆様との対話からと思っています。清水次郎氏を大洗大使に委嘱大洗大使とは平成18年からはじまり、今回の清水氏を含め29名に対し大洗大使を委嘱しています。大使の職域や居住地域において、大洗町のPRをしていただき、また大使同士の相互ネットワークを図りながら、より良いまちづくりへの指導・助言を頂きます。(15)広報おおあらい2014.8.6