ブックタイトル広報さくらがわ 2014年8月1日号 No.213
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広報さくらがわ 2014年8月1日号 No.213
15さくらがわ2014.8.1文芸さくらがわ俳句【大和俳句会】万緑や里の稜線盛りあげて田中はつい老化の字せめて老花とゆりの花鈴木登美子梵鐘の余韻にゆれる七変化安達幸子街薄暑コーヒー店は文化財岩渕のぶ子余生今明るく生きよう百合の花代田とし短歌【花の室木崎集】まぎれいる夢のほうたる幾重にもつみたる闇の底ひのねむり塚田沙玲心地よいたまの留守番何もせねば戸の開く音にバタバタ動く石浜今日子携帯に二十年ぶり友の声イヤリング付け天の川渡る大久保まさ子我が青春戦後の苦労をともにせしはらから友らの面影を追う高昌節くれの指より奏でるノクターン麦秋香るこの野良渡る塩谷明子麦わらの籠をつくりて野の径をほたる追ひたる友いまはなく鈴木とみ布製のふくろう飾る玄関は友来たる時のわたくしの居間塚本幸子少しだけ口にふくめる酒旨し切子の猪口より走る冷たさ西岡和子明日あると汝は出でゆく就活の東京は酷暑夜のない街野村幸男雨の夜音に目覚めて夜のふけを思いのままに二首詠み眠る山田洋子【岩瀬短歌会】手作りらし竹笊並ぶ出店あり思はず寄りて両手に触るる萩原きしのうぐひすの声を庭辺に聴き止めぬさはやかなりし五月となるや山田しげの旅の帰途夫が記念に購いし牡丹十年十個のつぼみ石田守子畦道を列なして行く五羽のかも笑つちやうねモンローウオーク瀧井幸子友誘い娘に連れられて須賀川のボタンの赤は今の我なり飯田良江吊りしのぶの葉かげに宿れる青蛙五月早苗田目をさまし見よ広沢日出子プランターに播きたる蕪の育ち来てサラダに映える清しき白さ古賀澄【岩瀬萩歌会】渡り来てひと夜を啼きし青あお葉ば梟づくふたこゑごとに息づきて鳴く大関節子野末より清しき香りの立ちくるはいづれの花ぞ姿見えねど安達悦子あざやかな思い出そつと繙ひもとけばハワイのビーチに君とみた星ほ座し安達すみ子雨にぬれ滴りおちるあじさいの花の紫明日の空にと角田玉枝山峡の里は変化のなかりしが四町歩の山いま太陽光発電に坪井ゆき子越ヶ谷の親の墓前に香たむけ帰路はしばらくぶりの巣鴨の町へ長谷川玲子麦秋に波うつ畑は草原になりて茫々佇ちて眺むる石川喜代【一般投稿】つくば嶺は緑の衣みにまとい笑顔でみなをよきお持て成し鈴木省一