ブックタイトル広報なか 2014年7月号 No.114

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概要

広報なか 2014年7月号 No.114

16  那珂市水防団は、久慈川水系連合水防訓練を5月24日、日立市留町の久慈川河川敷で実施しました。 連合水防訓練は、出水期を前に、水防技術の向上と水防体制の充実、住民の水防に対する理解と協力を深めることにより、洪水による被害の未然防止や軽減を目的としています。国土交通省をはじめ、県土木部各関係機関の協力・指導により、那珂市、常陸太田市、日立市、常陸大宮市、東海村の4市1村で毎年実施しています。 今年度の訓練は、「土のうこしらえ」、「竹とげ」、「木流し」、「むしろ張り」、「五徳縫い」、「折り返し」、「積土のう」、「月の輪」の各工法を行いました。「竹とげ」工法は、各種水防工法に使用する竹の先端を尖らせるものです。「木流し」工法および「むしろ張り」工法は、堤防の川側斜面の深掘れ(洗堀)の進行を抑える工法で、投入した樹木の抵抗力やむしろ(現在はブルーシートなどを使用)に骨組み材や重し土のうを取り付けた状態で河川に投入し直接堤防を保護するものです。「五徳縫い」工法および「折り返し」工法は、堤防の天端や裏側に亀裂が生じた場合に竹の弾力性を利用し亀裂の拡大を防ぐものです。「月の輪」工法は、堤防から漏水している場合、漏水箇所周辺に土のうを月の輪状に積み上げ水深を保つことにより、川側との水位差を小さくし、漏水量の増加を抑え、堤防内部の土砂流出による決壊を防止するものです。 那珂市水防団は、今回の水防訓練をはじめ、水害から市民を守るために日々努力を重ねています。問い合わせ消防本部 295-2111「五徳縫い」工法訓練(左)、「月の輪」工法訓練(右) 健康推進課健康増進グループ(総合保健福祉センター「ひだまり」内)270-8071問い合わせ 最近、芸能人の違法薬物使用などがテレビで話題になっています。また、脱法ドラッグなどの薬物使用者の交通事故や危険運転のニュースも時折報じられていますが、違法な薬物は身近にも潜んでいて、高い意識を持って取り組まないと、社会全体を恐怖に陥れる結果にもなりかねません。違法薬物とはどういうものを指し、また、人体にどういう影響を及ぼすのか?今回は身近に存在するかもしれない「大麻」・「けし」についてお話します。 我が国では、「大麻(マリファナ)」は脳に作用し酩酊感、陶酔感、幻覚作用、鎮痛作用、食欲増進などの薬理作用があることなどから、大麻取締法による規制を受ける麻薬の一種に分類されています。我が国では、無許可所持、栽培は法律で禁じられています。また「けし」はアヘンやモルヒネという麻薬の原料になることから栽培が法律で禁止されています。 しかし、薬物は違法だとは知っていても、けしの花が綺麗だからと言って、うっかり栽培や販売をしている人がいたり、違法とは全く気付かずに鑑賞していたという話も耳にします。もしかすると、皆さんの身のまわりにも生えているかもしれませんから十分気を付けましょう。 いずれにしても、これらの植物を原料にする薬物は違法であり、しかも依存性があり、身体、言動、性格、生活を堕落させ、自分のみならず、周りの人たちにも悪い影響を及ぼしてしまうおそれがあります。しかしながら、素人が見分けることは困難でもありますので、「これは怪しいな」と思ったり、偶然にも自生している「大麻」・「けし」を発見した場合は、各地方厚生(支局)麻薬取締部(支所)都道府県薬務主管課、保健所、警察署のいずれかに連絡してください。※「大麻」・「けし」の見分け方は厚生労働省のホームページに掲載されていますので参考にしてください 常陸大宮薬剤師会 スルガヤ薬局薬剤師  山口 直先生