ブックタイトル市報たかはぎ 204年7月号 No.654

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概要

市報たかはぎ 204年7月号 No.654

吉成 大治さん(安良川 79 歳) 集中豪雨は、短時間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終わり頃に起こります。狭い地域に限られ突発的に降るため、その予測は現状困難です。気象情報や起きている現象から危険レベルを判断し、行動することが重要になってきます。松岡小学校内の郷土資料室「松岡藩藩校就将館」。このシリーズでは、松岡地区に関する歴史を紹介していきます。今年の一月一三日(月)の山陰中央新報(本社・鳥取県松江市)山陰総合欄に、江戸時代後期に日本周辺を航海したロシア海軍提督・クルーゼンシュテルン(一七七〇~一八四六)が一八二七年に作製した日本地図が、島根県内の地理研究者の間で話題になっているとの記事が掲載された。隠岐諸島の地名が三〇カ所以上も記載されているのが特徴。ロシアが鎖国下の日本に通商を求めるため、日本海の沿岸部を詳しく探っていたことがうかがえる。隠岐の地名を詳細に記録した外国人の地図は、ドイツ人医師・シーボルトの「日本図」(一八四〇)が先駆けと考えられているが、再考の余地がありそうだ。地名の取り上げ方は、水戸藩の地理学者、長久保赤水(一七一七~一八〇一)が作製した『改正日本輿地路程全図』(一七七九年初版)に似ているため、参考にした可能性もあるという。杉原隆・前県竹島問題研究会顧問は「隠岐の地名を詳細に記した地図が、シーボルトの一〇年以上前にロシアで作製されていたことは驚きだ。日本の港や地名の情報を収集し、地図に反映させたのではないか」と話し、さらなる研究の価値があると指摘している。と掲載されている。竹島問題研究会委員のクルーゼンシュテルンの日本地図の調査では、長久保赤水の初版の日本地図と各地の地名がピッタリと一致したという事である。さらに、この事は隠岐地方だけでなく、もっと広域にも確認されているという。シーボルト事件は一八二八年、その翌年に彼は国外追放となっている。今後の調査を待たなければならないが、シーボルト以前に国交のないロシアで赤水図を参考に日本地図が作製されていたという事実は、驚きの大発見である。ロシアでも「赤水図」を参考に日本地図を作製41昭和27年から60年以上にわたり安良川で豆腐作りをしている吉成大治さん。「元気なうちは仕事を続けたい」と、今日も家業に精を出しています。石うすから豆すり機に、鍋からボイラーに変わるなど作業の一部が機械化しても、豆腐作りは昔から変わらず朝が早い。午前4時から作業を始め、水に浸しておいた大豆を細かくし、ボイラーで熱する。これを絞り機にかけ大豆の汁とおからに分け、ニガリを加え固めた後、水切りしたら完成。その後、午前中のうちに大治さんが配達に出かけています。「昔は50件ほどのお得意様がいて、自転車で配達していました。大変だったけど良い時代でした」その間、奥さんの美枝子さんが鍋を洗ったり、翌日の大豆の仕込みをするなど文字通り〝夫婦二人三脚〟で店を営んでいます。「今も学校給食に使ってもらっています。子ども達が食べるものだからこそ、安全と安心にこだわっています」と大治さん。元気の秘訣を尋ねると「嫌なことがあっても、内に溜めないことが大切。それに妻の協力と笑顔が元気の源です」と生き生きとした笑顔で話してくれました。“豆腐をつくり続けて62 年”防災コーナー集中豪雨やゲリラ豪雨から身を守りましょう 川の近くでは、まわりの空が真っ黒になったらすぐに避難する 冷たい風が吹き出したら注意する 雷鳴や稲妻を確認したら建物内へ避難する 大粒の雨やひょうが降りだしたら建物内へ避難する 雨の日に周囲より低い位置にいる場合は、高い場所へ移動する 川の水かさが増したり、濁ってきたらすぐに避難する 川の近くでは警告のサイレン音がしたらすぐ避難する市報たかはぎ 2014.7 4