ブックタイトル広報かしま 2014年7月1日号 No.474
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広報かしま 2014年7月1日号 No.474
鹿嶋市役所82-2911(代表) 2熱中症にはこんな症状が 熱中症とは、室温や気温が高い中での作業や運動によって、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調整機能が働かなくなり、さまざまな症状をおこす病気です。家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。 熱中症の主な症状には、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気、筋肉痛、虚きょだつ脱感、倦けんたい怠感、けいれん、意識障害、高体温などがあります。熱中症の現状は 消防庁によると、平成25年夏季(6~9月)の全国における熱中症による救急搬送人員は、58,729人(うち死亡者88人)でした。これは調査を開始した平成22年以降最多となっています。また、熱中症救急搬送人員の年齢区分は、高齢者(65歳以上)が27,828人(47・4%)と最も多く、次いで成人(18歳以上65歳未満)23,062人(39・3%)、少年(7歳以上18歳未満)7,367人(12・5%)、乳幼児(生後28日以上7歳未満)466人(0.8%)の順となっています。 鹿嶋市では、8月を中心に33人が熱中症で救急搬送されており(次ページ「平成25年度 鹿島地方事務組合管内の熱中症による救急搬送人員」参照)、全国では高齢者(65歳以上)が一番多いのに対し、鹿島地方事務組合管内では成人(18歳以上65歳未満)が多い傾向となっています。元気に夏を楽しもう夏の にご注意を! 海水浴やキャンプ、夏休みなど、みんなが楽しみにしている夏がもうすぐやってきます。 しかし、毎年夏の暑さにより体調を崩す方が後を絶ちません。昨年は、熱中症により88人の方が命を落としています。 熱中症に注意し、夏を元気に過ごしましょう。 市内で熱中症になって搬送される方は、運動中や朝夕の草刈りなど、つい夢中になってしまった方が多くみられます。また、室内でエアコンをつけるのを我慢していた方や、水分補給をしていても水だけを飲んでいた方もいます。 熱中症は、気温ではなく湿度が高い場合でもなることがあります。汗は蒸発する時の気化熱によって体内の熱を逃がして体温を下げているため、湿度が高いと汗が蒸発しなくなるので注意が必要です。 熱中症になると、急に意識がなくなったり、体温が高くなったりするため、家族や周りの人の助けが必要です。熱中症だと思ったら、救急車を呼び、日陰に避難して、衣服をゆるめて体を冷やすなどの応急処置を行ってください。熱中症の対策と予防 日頃から熱中症対策(次ページ「暑さを乗り切る熱中症対策」参照)を行うことが大事ですが、自分で水が飲めなかったり、虚脱感や倦怠感が強く、動けない場合、また、意識障害、全身のけいれんがあるなどの症状を発見した方は、救急車を呼んでください。救急現場の 声熱中症にならない心がけを鹿島地方事務組合消防本部鹿嶋消防署 救急救命士石津 正善さん