ブックタイトル広報つちうら 2014年6月上旬号 No.1124

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広報つちうら 2014年6月上旬号 No.1124

5 広報つちうら 2014.6.3「めざせ!筑波山地域ジオパーク」問政策企画課(?826-1111 内線2353) 筑波山地域ジオパーク推進協議会では、日本ジオパーク認定を目指しさまざまな活動を行っています。これから、筑波山地域6 市のジオサイト(地質学的見どころ)を市民の皆さんにご紹介していきます。第1 回は土浦市のジオサイトです。土浦市のジオサイトと言えばやっぱり霞ヶ浦!皆さんは霞ヶ浦がどうして今の形になったのか知っていますか?霞ヶ浦は「海の底」だった!? 今から13~12万年前、地球は現在よりも暖かく、霞ヶ浦を含めた土浦市全域は、「古東京湾」という広大な湾の一部でした。この「古東京湾」は筑波山の麓まで広がっていたと考えられていますが、なぜそのようなことが分かるのでしょうか・・・?手がかりは上高津貝塚ふるさと歴史の広場にあります。ここでは縄文時代の貝塚とは別に、海の浅瀬に生息した貝の化石が展示してあり、当時土浦が海であったことを教えてくれています。霞ヶ浦の形を作った“大きな川”       今から3万年くらい前になると、それまで暖かかった地球の気候がどんどん寒くなり、寒冷化し      ていきます。「古東京湾」だったこの地域も、海水面が低くなることで陸地になっていきました。同       時にそこに大きな川が流れ、この川の激しい流れが地面を浸食して深い谷を作り、その谷はやが            て霞ヶ浦の形に掘りくぼめられていきました。この川の正体は・・・?ヒントはこの川が             運んできた石にあります。この石(礫れき)は日光周辺の地質と同じ安山岩です。日光を源              として流れる大きな川といえば・・・?そう“鬼怒川”だったのです。いまは花火大会               が開催され、春には桜の見物でにぎわう桜川の河道にはもともと「古鬼怒川」が                流れていて、この「古鬼怒川」が霞ヶ浦の「器」を作ったのでした。おまけ 土浦のまちの“基盤”を作った「古鬼怒川」 霞ヶ浦の器を作った「古鬼怒川」は土浦のまちの“基盤”も作ってくれました。「古鬼怒川」が日光から運んできた「礫」は、土浦のまちの地下深くに地層となって残っており、「土浦礫層」と呼ばれています。土浦のまちは低地に広がっていますが、この礫層により、他の低地に比べて丈夫な地盤となっています。先の東日本大震災でも液状化の被害が少なかったのは、この礫層があったおかげです。 今回ご紹介した「霞ヶ浦を作ったのは、実は“鬼怒川”だった」という話。知らなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。このように、私たちのまちが、私たちの住んでいるこの場所が、どのような地質・地形で、どのようにしてできたのか、それを知ることが、ジオパークの第一歩です。これから6 市のジオサイトを紹介していきますので、次回をお楽しみに!     【図の出典/上:井内ほか1993、中・下:池田ほか1977】筑波台地土浦 平成25年度も「土浦をふるさと」と思う多くの方から応援をいただきました。いただいた寄付金について、平成26年度予算の活用内容を公表します。問 財政課(?826-1111 内線2213)ふるさと土浦応援寄付金の内容平成25年度の寄付状況平成26年度の寄付金の活用状況件数寄付金額活用事業活用額●安心・安全戦略プラン 防犯・防災体制の構築や医療・福祉の充実― ― ロタウイルスワクチン接種費用助成事業50,000円●パワーアップ戦略プラン 市民との協働の仕組の構築や市役所力の強化1 40,000円土浦市シティプロモーション推進事業40,000円●暮らしの「質」向上戦略プラン 快適な環境、都市空間、にぎわいの創出や教育の充実― ― プラスチック製容器包装・生ごみ分別収集事業130,000円●オンリーワン戦略プラン 地域資源を生かした、土浦ならではのブランドの創出1 30,000円霞ヶ浦観光にぎわい事業30,000円●土浦市協働のまちづくり基金 市民協働のまちづくりの推進7 1,300,000円まちづくりファンド事業1,300,000円その他(医療関係) 1 50,000円→安心・安全戦略プラン―記載なし3 130,000円→暮らしの「質」向上戦略プラン―合 計13 1,550,000円1,550,000円◎寄付者の内訳:東京都3人、牛久市1人、つくば市5人、かすみがうら市1人、土浦市3人の活用について公表しますふるさと土浦応援寄付筑波山地域のジオサイトって んなところ? 第1 回 土浦市ど