ブックタイトル広報いしおか 2014年6月1日号 No.208

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概要

広報いしおか 2014年6月1日号 No.208

        貝 地 前島くに子仕事一筋 白髪の母は 春を先取り 麦を踏む      石 岡 貝泉庵八十路苦労いとわず さぼりは知らず 持った遺伝子 父ゆづり          東石岡 惣野代英子稽けいこ古帰りの 舞妓の襟に そっとくすぐる 若葉風        柿 岡 鈴木千代子嫁の気配り 風土記の丘で 家族揃って 花の宴           下 林 額賀 力江風の誘いに 気持が良くて 俺らが見下ろす 麦畑            国 府 坂下 蜻蛉若葉撫で来る 緑風受けて 甍いらか蹴り上げ 泳ぐ鯉      南 台 月乃香倶耶姫風に舞う鯉 里には緑 新茶一服 初夏を飲む        府 中 小川野 蛙鳴らす麦笛 道草途中 応え唄うは 揚げ雲雀情報の威力         打田 昇三 源頼朝の挙兵に対応する平家軍が黄瀬川に来たときに侍大将の上総守忠清が京都に上る常陸佐竹の使者を捕えた。佐竹は平家の味方であり持っていたのも主が都の愛人に宛てた恋文であるから釈放されたのだが、念のために源氏の情報を聴くと「野も山も軍勢で埋まっているが、私は五千までしか計算が出来ない。それを遥かに上回っており、途中で聞いた話では二十万とか言っていた」と答えた。 一方で大将軍の平惟これもり盛が東国の案内者である斎藤別当実盛に「そち程の強い弓を引く者が関東には多いのか?」と聞くと実盛は「私は十三束(普通より強い)の弓ですが、さらに強い十五束を引く者は幾らでも居ます。大将の側には、そういう武士が五百騎以上は付いています」と答えた。 平家軍は七万とされるが多くは途中から加わった地方武士で気心が知れない。そう言う状況下で味方に不利な情報が多く、戦場の例で合戦の打ち合わせに来た武田の軍使を忠清が斬ってしまった。これで平家の軍兵た       東大橋 森 美千瑠わが犬にやさしき言葉かけくれし人逝き門辺偲びつつ過ぐ        東石岡 田村 満佐涙なく送りたりしか飛び立てば還ることなきこの特攻機        石 岡 外川なをみ幼児が少し見ぬまにランドセル背に登校の列に連なる府 中 赤津美智子木の芽どき夢持てるもの皆眩し総 社 一色しのぶ花満ちて今青春と思いたり   部 原 久保田好子東北へたけの子便に香りのせ細 谷 松﨑 淑子一段と孫の金髪風光る総 社 山口美津子進級す靴三足も履きつぶし俳  句文化協会だより市民ずいひつちは恐怖心に襲われ水鳥の羽音に驚いて壊滅することになるのである。        東光台 内田千代子白梅は古木に咲けり百二歳身罷りし人見送る庭に           井 関 木間塚具子大木の切られし空の広くして白雲ゆったり流れゆきたり     短  歌いしおか俳句同好会やさと俳句会       部 原 中島れい子蒲公英の黄色が似合ふモアイ像        宇治会 秋山 享弘萍生ふ小波やさし園の池        宇治会 萩原 清悠々と我物顔の残る鴨石岡短歌同好会八郷短歌会        柿 岡 小林 渥子クラクション鳴らして子らの帰りたり当分尽きぬ話題残して           山 崎 鈴木 菫木漏れ日の照らう池の端鯉ゆうゆう花の舞い舞う朝の寺庭        山 崎 西口はま子もの思ふ春の夕暮れ沈丁花の香りに過去が引き戻さるる    俚  謡投稿作品石岡俚謡会       北府中 大村みちゑ息をのむ暫し見とれる花吹雪   嘉良寿理 島田 浩翆陽炎の芯となり来る縄電車        山 崎 荒井 幸子咲き誇る桜に詫びるや春雷は鮮やかな虹残し去りゆく        東成井 小島 せん石岡の祭に行きたく幼な日も今や石岡の住人となるお詫びと訂正 5月1日号の短歌「「紀元節」と心4ことばを知らぬナース等にとくとくとして語る雪の日」は「「紀元節」とふ4」の誤りです。訂正してお詫びします。●文化協会盆栽部八郷支部・第39回花季さつき展示会【日時】6月4日(水)?8日(日)午前9時?午後4時【場所】県フラワーパーク※会員の作品を展示します。■問い合わせ石井 ?43・2418●石岡大正琴愛好会・大正琴初心者講座【日時】6月5日、19日、    7月3日、17日       (全4回 木曜日)    午後1時から【場所】中央公民館【受講料】無料※貸琴がありますので、お気軽にご参加ください。■問い合わせ沖田 ?24・058819 広報いしおか6月1日号 №208文芸いしおか