ブックタイトル広報いしおか 2014年4月1号 No.204 別冊平成26年度予算特集

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広報いしおか 2014年4月1号 No.204 別冊平成26年度予算特集

 関東平野の北部。筑波山の近くの、霞ヶ浦に面したまち。それが石岡市です。 小学生の時、初めて見た地図帳で「石岡」の名前を見つけた私は、自分のまちが大きなまちだと分かり、誇らしさを感じました。どこへ行っても、胸を張って「石岡から来ました」と言う私に、誰もが「ああ、石岡ね」と分かってくれました。昭和30 年代後半のことです。 それが、今はどうでしょう。石岡を「つくば市と水戸市の間にあるまち」と説明しても、「初めて聞く名前」「どんなまちか知らない」という反応が増えています。 ご存じのとおり、石岡は古くから常陸国の中心地であり、明治期には水戸に次ぐ県内第2の商都でした。「山根地方」と呼ばれた八郷地区も、評判の高い農作物で知られる、豊かで活気のある地域でした。 しかし今、商店街や住宅地、各集落など、いずれの地域にも少子高齢化の波が押し寄せ、活気と賑わいは往時と比べようもありません。地方の衰退が全国的な現象とはいえ、石岡の落差は決して小さいものではありません。 県南の市で比べると、人口減少率はトップクラス。年齢層を見ても若い人の構成比が低く、高齢者のまちへの階段を着実に登っています。 人口分析や都市の成長性といった観点で石岡市を見ると、期待度は高くないかも知れません。しかし、幸いにして石岡市には、ほかのまちにはない連綿とした歴史と文化、豊かな自然、そして感性溢れる人材が存在しています。これらはすべて、石岡市の地域資源といえると思いますが、これらの中から時代に即した素材を磨き上げ、活用していくことこそが、地域活性化の方策の一つと考えています。 私がまちづくりの旗印に掲げている「ふるさと再生」には、一定の時間が必要になると思いますが、多くの市民、特に子どもたちが胸を張って石岡市のことを語れる日が来たとき、それが私の描く「ふるさと再生」が達成した日だと考えています。 今年度の予算は、その日へ向けて踏み出す第一歩です。私はその歩みを、市民と手を取り合い、大きく確かなものにして行きたいと思っています。 私のまちづくりへの思いが、予算を通して皆様に伝わることを、心から願っています。予算特集平成26 年度石岡市4月1日号別冊26年~ふるさと再生への思い~ 石岡市長 今泉 文彦目次●市政運営の基本的な考え  P1●ふるさと再生プロジェクト P2●一般会計         P6●特別会計         P8 1