ブックタイトル広報いしおか 2014年4月1日号 No.204
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広報いしおか 2014年4月1日号 No.204
南 台 月乃香倶耶姫雪に凍える 土手山だって 芽吹く時期知る ふきのとう東石岡 惣野代英子丸い家庭に 幸しあわせ福満ちて 和む笑顔が 温あたたかい 府 中 稲田 すみ浮世人生 真っ直ぐ進み 止まること無い 趣味の道 下 林 額賀 力江家の中には 寒波は入れず 笑顔絶やさず 丸く住む 杉 並 助川 浩史心休まる 平和な国に なってほしいと 祈る初はる春 麦と殿様 打田 昇三 豊臣秀吉に攻略された後ごほうじょう北条氏の祖は伊勢新九郎長氏で、平貞盛の孫(季すえひら衡)系を称していた。戦国時代に今川・武田・長尾などの強豪に負けず勢力を伸ばして小田原に拠よった。鉄砲を合戦に用いた最初が北条氏という説もある。初代、二代目ぐらいは苦労をしても、生まれついての殿様となると家臣任せで何を知らなくても済む武将が出てくる。 五代目の北条氏政が若殿時代に義弟の武田信玄と出陣した。進軍の途中で麦むぎかり刈をしている農民を見て「あれは何か?」と質問したので信玄が「麦です」と答えると「なぜ、それを我らの食膳に供さないのか!」と怒りだした。信玄が笑いながら麦を食用にするには何段階も手間をかけるので、畑では食べられないことを説明した。万事がそういう状況なので悪い家臣が横行して北条氏は衰退した。 小田原城門に出された布告を見て「北条氏の滅亡は近い!」といった僧がいる。役人が追及すると「三十年前に数か条しか無かった法令が三倍に増えている。政治が上手くいってない証石 岡 外川なをみ大歌舞伎の柿落しの観劇に母の面影いくたびも顕つ 井 関 木間塚具子裏山の雑木のすべて音をたて伐採さるる小鳥よいずこ東石岡 内田千代子葉を落とし枯れあじさいは立ちおるに新芽の先の茎は折れゆく府 中 土井 湧輔日脚伸ぶ背骨の継ぎ目緩む音貝 地 小池つと夢山笑ふ探せど見えぬ地震の巣 若 松 城下 稔会えぬかも知れぬ夜汽車の雪明り若 宮 今川 武男降り積る雪が迷いを埋めくれ東光台 野村 洋子何一つまとまらぬ日々春立ちぬ 文芸いしおか俳 句文化協会だより市民ずいひつ拠である」と答えた。僧の言葉どおりとなって天正十八年に滅び、石岡の大掾氏も巻き添えで潰されたのである。東大橋 森 美千瑠茨城をつひの住処と京都より本籍移せし夫を思ふ 東石岡 田村 満佐好文亭の如くに梅にかこまるる友の家なつかし花咲く頃は 短 歌いしおか俳句同好会やさと俳句会瓦 谷 國谷 南風金毘羅宮舟に乗りたる雛かな 細 谷 松崎 淑子駄菓子屋の女将てきぱき雛あられ瓦 谷 石田 清美再会を喜び合ふや雛の前石岡短歌同好会八郷短歌会片 野 小野瀬もと濡れ縁に干しし布団にあかとんぼ羽根をやすめて動くともなし 柿 岡 小林 渥子一ひとひ日ごとやはらぐ日差しに「春ですね」弾む挨拶けさも交かはせり山 崎 鈴木 菫作付けのなき冬畑は西風の吹きしままにて風紋残る 俚 謡投稿作品石岡俚謡会柴 内 羽生 俊節分に孫達揃う老い住居皆で福豆おひねり渡す北府中 大村みちゑ勢いも憂うき日も重ね春立ちぬ東成井 小島 せん幼ともだち友はみんな夜空の星となり老いゆく我を見つめ居るだろ 柴 内 飯嶋よう子庭すみの紅梅つぼみがふくらんでこよみを見れば早立春 市民の皆さんからの作品(俳句・短歌・俚謡・市民ずいひつ)を募集します。投稿をお待ちしています。◆送付先 〒315─8640石岡市石岡一丁目1番地1石岡市役所市長公室秘書広聴課「文芸いしおかコーナー」係まで●石岡遊石会 この度、新たに文化協会に加盟をした石岡遊石会です。 当会は水石(すいせき)の自然美を探究することを目的として、平成17年1月に発足しました。現在、会員数は15名で、毎年、水石展、見学会、探石会などの活動を行い、会員の親睦を深めています。 水石は室町時代より愛好されており、大きく分けて山水景石、形象石、紋様石、色彩石の四つの自然石からなります。その中でも特に愛好される山水景石は、山、湖水、滝、磯など山水の情景を直接的表現で連想させるもので、その風景美を水盤や台座に置いて鑑賞します。 今年も左記のとおり水石展を開催しますので、ご覧ください。【日時】4月26 日(土)・27日(日)午前9時~午後5時※27日は午後3時まで。【場所】国府地区公民館2階■問い合わせ小堀?090・7285・5523府 中 小川野 蛙霜が呼び込む 真冬のうま味 寒締め野菜の 濃い緑国 府 坂下 蜻蛉嬉し土産は 窓辺に飾る 朱鷺の色した シクラメン若 松 川崎 洋子海の青さと まぶしい光 飛んで南の 島めぐり23 広報いしおか4月1日号 №204