ブックタイトル広報いしおか 2014年3月1日号 No.202

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概要

広報いしおか 2014年3月1日号 No.202

貝 地 前島くに子米寿二人で 新年迎え 生きる感謝に 交わす酒石 岡 東 辻が華うしろ髪ひく 祭りの夜の 通りすがりの 三味の音  国 府 篠原美千代俚うた謡にカラオケ ママさんバレー とかく元気な 趣味の友 石 岡 貝泉庵八十路運は天にと 任せた筈が 飛んだ話さ 娑婆の風    国 府 大西 和子心ときめく 遠い日あった 彼へ今年も 年賀状    下 林 白井冨喜江涙流した 修業も果たし 帰郷新春 親子酒下 林 加藤 弥生馬の嘶いななき 聞こえるような 孫の元気な 年賀状柿 岡 鈴木千代子貯めた年金 孫への衣裳 着せて嬉しい 初詣大塔消滅         打田 昇三 日本でも幕末から明治にかけて仏教を排斥する「廃はいぶつ仏毀きしゃく釈」が行われたから非難は出来ないのだが、釈迦が悟りを開いた土地、ブッダガヤに建てられている高さ五十数メートルの塔は、西暦千二百年代に侵入したイスラム軍に破壊されそうになった。当時の人々は何とか塔を守ろうと人海戦術で土を集め塔の周りを完全に埋めたので、敵が来たときには奇妙に高い山が在るだけで塔は消えていた。 それ以来六百年間、聖地に塔は無かったが一八八〇年(明治一三年)イギリス探検隊の調査発掘により、荘厳な大塔がブッダガヤに再現したのである。日本人では三年後にインド巡礼に行った浄土真宗の僧が大塔を最初に見た人物と言われる。 釈迦は菩提樹の元に座禅していたのだが、現存する樹は当時から代々に亘って芽めを吹かせたものと伝えられる。遺跡や遺構などが残るには時代時代の人々の努力が必要なことは言うまでも無い。日本の建造物は木造であるからインドのように長持ちはしないが、せめて伝承や跡地大谷津 海老澤明子機関車に似る幼稚園バスがゆく車窓に小さき帽を並べて 高 浜 大嶋 全江特急のスーパーひたち通過する無人の駅舎に風音強し茨 城 大澤 酉雄いつの間に八十歳の齢過ぐあの世の友は来るなといふが       総 社 山口美津子身の丈の暮らしを飾る白障子東光台 斉藤 茂男籾殻の安らぎにあり寒卵 総 社 一色しのぶ初日射す大きな雲は私彩     細 谷 松崎 淑子亡き母の笑みのこぼるる初寝覚府 中 赤津美智子数の子を噛む口中の百の音   文芸いしおか俳  句文化協会だより市民ずいひつぐらいは確実に後世に伝えたいものである。東大橋 森 美千瑠年明けの思ひ新たに見放くればしののめの空うす紅を刷く   府 中 山口 文子シクラメン花芽を深く葉にうずめいつか咲く日をそっと待ちいる 短  歌いしおか俳句同好会やさと俳句会瓦 谷 山崎 景子健康は宝なりけり今朝の春    柿 岡 大塚 博子初売りの手打青空膨ふくらます吉 生 土佐 汀風卒寿祝ぎ白寿に一歩明の春石岡短歌同好会八郷短歌会月 岡 菱沼む免子清やかに千両の実の紅もちておだし日差しに年改まる       山 崎 鈴木  菫七草の朝に見つけし梅の花堅き蕾のいじらしきかな山 崎 西口はま子楽譜指し何の歌かと問ふ孫よ「花は咲く」とふ復興の歌    俚  謡投稿作品石岡俚謡会柴 内 飯嶋よう子病みて知る子等の情けのやさしさに応えて朝餉感謝して食む東成井 小島 せんランドセル背に喜ぶ曽孫の幸多かれと胸に願える山 崎 荒井 幸子世界にも認められたる和の膳を家族で囲む年始めなり 山 崎 鈴木 君江ひたすらに走るランナー見ておれば人生も又走るに似たり 市民の皆さんからの作品(俳句・短歌・俚謡・市民ずいひつ)を募集します。投稿をお待ちしています。◆送付先 〒315─8640石岡市石岡一丁目1番地1石岡市役所市長公室秘書広聴課「文芸いしおかコーナー」係まで●石岡史跡研究会 この度、新たに文化協会に加盟する石岡史跡研究会です。 当会は「歴史の里いしおか」の振興と茨城郡寺・郡衙の史跡保存や地域社会の交流発展を目指して、平成17年11月に「常陸国茨城郡寺史跡保存会」の名称で発足し、平成25年4月に現在の名称に変更しました。 現在、会員数は43人で、国府地区公民館を中心に、学識経験者による講演会や史跡の発掘・調査・保存に関する連絡会の開催、さらに年に一度の県内外の史跡の視察研修等の活動をしています。また、これまでの活動として、平成21年には府中六井の一つである「小目井」の整備、平成25年には東日本大震災によって倒壊した「親鸞聖人経塚」の修復なども行っています。■問い合わせ 菱沼?22・540323 広報いしおか3月1日号 №202親鸞聖人経塚を修復しました。