ブックタイトル広報みと 2014年6月1日号 No.1335

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広報みと 2014年6月1日号 No.1335

―ミュージカルに魅了された18歳― 18歳の夏、劇団四季の「ライオンキング」を鑑賞し、今までにない感動を覚えた三森さん。その憧れの舞台に立つため、高校を卒業後、大学で演劇を学ぶと同時にボイストレーニングにも通い、舞台に立つための基礎を養いました。 大学卒業後の2007年、劇団四季に入団し、夢だった「ライオンキング」の舞台に立ちました。しかし、喉の調子を崩し1年ほどで退団。一時は歌うことが怖くなったこともありました。それでも、自分が何をしたいのか考えたとき、やはり舞台に立つことだと強く思い、再び挑戦することを決意します。三森さんは、自分自身にとって、舞台は引き離すことのできない存在であると気づいたのです。―壁を越え、自分の力を出すこと― なかなかうまくいかず苦しくなってしまうときがあっても、自分の壁を壊す勢いで進めば、きっと道は開ける―。そう語る三森さんからは、これまでの努力や舞台への強い思いが伝わってきます。今、夢や目標第12回輝くひとProfile 1983年2月生まれ。水戸市大町出身。水戸一高、日本大学芸術学部卒。劇団四季「ライオンキング」、「レ・ミゼラブル」などの作品に出演。好きなことは、飼っているネコとごろごろしたり、料理をしたりすること。好きな食べ物はたらこスパゲッティ。尊敬する人は演出家の宮本亜門さん。自分の壁を越えて   憧れの大舞台へ― 世界の大ヒットミュージカル、「ミス・サイゴン」。2014年夏の日本公演のメインキャスト(エレン役)として、三森千愛さんが選ばれました。初めて「ミス・サイゴン」のオーディションを受けたのは、18歳のとき。さまざまな舞台に立つ傍ら挑戦をし続け、オーディション4回目にして大役を手にしました。ミュージカル女優 三みつもり森 千ちあき愛さんに向かって頑張っている人に、そんなメッセージを伝えたい、と目を輝かせます。 「ミス・サイゴンはベトナム戦争を題材とした作品で、演じるエレンも胸が痛くなるような役なのですが、とてもすてきな作品なので、多くの方にその魅力を感じてほしい」と話す三森さん。夫を支えつつ、夫の昔の恋人と対たいじ峙するという難しい役柄を、自分が経験したミュージカルの舞台や稽けい古の厳しさ、苦しさと重ね合せ、演じます。7月からの公演に向け、これからは毎日、稽古を重ねていきます。 今後は、映画や歌、セリフだけの演技など、表現ができることであればいろいろとチャレンジしていきたいと話します。これからさらに磨きがかかる三森さんの演技は、多くの観客を魅了していくことでしょう。※ 「ミス・サイゴン」…1989年ロンドン、1992年日本をはじめ、世界各国で上演されているミュージカル。今年で世界初演25周年を迎える。三森さんは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむアメリカ兵の夫クリスを支える妻エレンを演じる。舞台製作発表4回目の挑戦でつかんだ、合格―。9 2014. 6. 1 広報みと