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概要

桜川市勢要覧2014

自立逞しく発展する創造の交響曲ぼんしょう梵鐘寺院の鐘楼に置かれている梵鐘(つり鐘)を造っている鋳物工場は、国内で7か所、関東では真壁地区にある小田部鋳造のみとなっています。小田部鋳造は800年の歴史を持ち、塗装をしない素肌仕上げが特徴です。最近は、つり鐘型の風鈴が人気となっています。べっ甲細工亀の甲羅を加工するべっ甲細工は、真壁地かりべ区に住む刈部さん兄弟が父親から受け継いだもので、彫刻や蒔絵などにより、琉泊色に輝く装飾品へと生まれ変わります。豊かな自然の恵みをうけながら長い歳月をかけて磨かれてきた特産品の数々をご紹介します。真壁石燈籠くぼたきちべえ江戸時代末期、久保田吉兵衛を祖とする真壁石燈籠は、厳しい弟子相伝により伝えられ、平成7年に国の伝統的工芸品に指定されました。切り出しから仕上げまで18の技法が用いられ、繊細優雅な彫刻で知られています。石製品当市は日本を代表する石の産地です。かこうがん加波山から切り出される良質な花崗岩(みかげ石)は墓石や燈籠に用いられ、この地域の発展に大きく貢献してきました。近年はガーデン製品やアート作品を手掛ける人も多くなり、新たな広がりをみせています。弥みが作ったとされる謡曲「桜川」が出るよう杵きねと臼Profile物語をもとに、室町時代に世ぜ阿あ米だけを使いコシ地元の櫻川磯部稲村神社の花見ている皮は、もちく地域の人に愛されるようにと、ます。特にこだわっは、先代が作り始めたもの。長トに味や食感に出でも人気の「桜川謡曲もなか」の想いがストレーパン製造はしていません。地域それだけに作り手一さんで菓子専門店とし、現在シンプルな和菓子。昭和37年桜川市生まれ。平成15年に老舗菓子店・一真堂の3代目となりました。手間ひまを惜しまない昔ながらの製法を守り、地元に根ざした和菓子づくりを行っています。ザラ糖(氷砂も始めました。3代目の石川恵包むだけのとても質の小豆と白として創業し、戦後に菓子製造最も中なかというのは、餡あんを皮でぐに分かります。また、餡も上一真堂は、昭和初期にパン屋にちなんで名づけたそうです。で、違いは一口味わうだけです口の中に貼りつかないのが特徴わざびと技人File素材にこだわる「桜川謡曲もなか」ません。サクサクとした食感と、ますが、石川さんは使用してい20一真堂菓子職人石いし川かわ恵けい一いちさんでんぷんが使われることがありでついています。最中の皮には工場に併設されている直売所の前に佇む鈴木醸造㈱代表取締役の鈴木正徳さんが大豆と小麦を麹こうにじするのに対て、麹造りには最らも主原料は大豆ですが、醤油香りづけ)と言っの両方を製造しています。どち3.火入れ(殺菌・8年頃。それ以来、醤油と味噌櫂か(いもろみの管理)、して造るようになったのは大正1.麹(発酵)、2.徐々に規模を大きくして事業と醤油造りは昔から、醤油は家で造るものでしたが、油が占めています。いたようです。当時は、味噌や製品の約9割を醤移った後は、主に農業を営んで現在、出荷するえていました。秋田に真壁氏がのが大きな違いです。鈴木家の先祖は、真壁氏に仕して、味噌は米だけを麹にするわざびと技人File手間を惜しまないことが大切19鈴木醸造株式会社代表取締役鈴すず木き正まさ徳のりさん酒豊かな米どころである当市では、古くから上質な日本酒の製造が行われてきました。山桜由来の酵母を使用するなど、新たな試みも盛んです。醤油・味噌地元産小麦などこだわりの原料を使用し、筑波山の伏流水で仕込まれる醤油・味噌。伝統の製法を守り、じっくりと時間をかけて作られています。常陸秋そばそば独特の香り、風味、甘みが強く、全国のそば職人から高い評価を得ています。品質日本一ともいわれ、当市での栽培も盛んです。紅小玉スイカ県の銘柄産地に指定されている紅小玉スイカは、甘くて美昧しいと高い評価を受けています。4月から5月にかけて出荷されます。米温暖な気候と山からの美味しい水に恵まれた当市は水稲農業が盛んです。特に山裾の水田で作られているお米は、味・香りとも一級品です。は語ります。「白あんパイ」の制作と、石川さんしていきたい。」けるよう努力で食べていただりますが、喜んね。手間はかかシンプルなものに戻ってきます好みというのは、必ず最後にはわいを引き出すためです。人の「すべては皮と餡そのものの味うです。れることもあえて避けているそ上げています。栗などの具を入井戸水を使ってじっくりと炊き糖を砕いた純度の高い砂糖)に、Profile昭和39年桜川市生まれ。平成10年に鈴木醸造株式会社の代表取締役に就任。昔ながらの製法と地元産の原料にこだわった味噌・醤油づくりに取り組んでいます。麦を地元産のた、原料の小合は1年半もかけています。まるまでに1年、丸大豆醤油の場りと発酵させるため、製品にな業以来使ってきた杉桶でゆっくれていますが、鈴木醸造では創る製品の多くは約5か月で造らも気を遣います。市販されてい和菓子当市は老舗の和菓子屋が多く軒を構えています。歴史を感じさせる町並みの中を散策しながら、和菓子めぐりが楽しめます。ゆず加工品・梅ジャムなど当市ではゆずなどの加工品づくりが盛んに行われています。ゆずマーマレードやゆず胡椒、完熟した梅だけを使ったジャムが人気です。ゆずさわやかな香りと酸味が自慢のゆずは、地域の活性化を目的に40年以上も前から育てられている特産品。冬の食卓に欠かせない味覚です。酒寄みかん温暖な筑波山の斜面を利用して、10月下旬から12月中旬にかけて9軒のみかん園がオープンします。コクのある甘酸っぱい味が好評です。オリンピア「幻のぶどう」とも呼ばれるオリンピアは、非常に糖度が高く、蜂蜜のように甘いのが特徴です。8月中旬から9月が出荷時期です。ユメシホウを使用した「真壁」33Sakuragawa City Guide 2014春先の人気商品「さくら餅」を作る石川さん。一つ一つ丹誠を込めて手作りしています。Sakuragawa City Guide 201432た。と語っていましきたいですね。」もこだわっていけ地産地消にまた、できるだけていくこと。を惜しまずに良い製品を造り続ですが、当社のポリシーは手間鈴木さんは「麹の管理は大変なりました。味のある醤油の製造が可能とグルテンが豊富なので、より旨ウは、従来使っていた小麦より壁」も開発しました。ユメシホユメシホウに替えた製品「真