ブックタイトル広報つちうら 2014年5月上旬号 No.1122

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概要

広報つちうら 2014年5月上旬号 No.1122

筑波山地域を日本ジオパークに!筑波山地域ジオパーク推進協議会では、日本ジオパーク認定を目指し、筑波山地域ジオパークの概要をまとめた申請書を日本ジオパーク委員会に提出しました。筑波山地域ジオパーク推進協議会には、土浦市のほかつくば市、笠間市、石岡市、桜川市、かすみがうら市の6市が加入し、一丸となって日本ジオパーク認定を目指しています。各市の代表的な地質学的見どころを紹介します。笠間市稲田花崗岩稲田付近でとれる、主に粗粒の角閃石含有黒雲母花崗岩で「稲田石」と呼ばれています。その堅牢さ、白さ、美しさから、最高裁判所、広島原爆慰霊碑など、日本各地で使われています。つくば市筑波山頂付近の奇石群筑波山の山頂付近に見られる奇妙な形をした巨石群です。斑れい岩でできており、堅く風化に強い一方、節理とよばれる割れ目によって大きく割れ、奇岩が形作られます。桜川市真壁花崗岩細粒で硬い加波山の花崗岩は「真壁みかげ石」と呼ばれ、真壁地区は愛知県岡崎、香川県庵治と並ぶ石材三大産地です。石材業は地域のシンボル産業で、墓石や燈籠からアート作品まで作られています。土浦市上高津貝塚台地の縁に位置する縄文時代後晩期の貝塚で、海水などを煮詰めて塩を作るための土器が発見されており、当時、近くまで海が入ってきていたことが分かります。(昭和52年国指定史跡)石岡市球状花崗岩黒雲母と微量の石英や燐灰石などを含む玉子状の堅い粒が不規則に散らばっている花崗岩で『小判石』とも呼ばれています。世界的にも珍しく、日本での発見は石岡を含め3か所だけです。かすみがうら市崎浜のカキ化石床霞ヶ浦周辺では、今から約12~13万年前に古東京湾の浅海に生きた貝の化石が産出します。崎浜のカキ化石床は積み重なったカキが、潮流や波浪によって崩され堆積した当時の古環境を示す地層です。筑波山地域ジオパークロゴマークデザインが決まりました!筑波山地域ジオパーク推進協議会では、筑波山地域の日本ジオパーク認定を目指した活動を進めています。その活動の一環として、「筑波山地域ジオパーク」のシンボルとなるロゴマークを募集し、217点の応募がありました。その中から最優秀賞1点、優秀賞2点が選考され、「筑波山地域ジオパーク」のロゴマーク優秀賞デザインが決定しました。☆最優秀賞デザインの説明デザインの上部の筑波山のシルエットは、満面の笑顔で「筑波山地域」の自然・歴史・文化風土を学び楽しむ人々の喜びを表現しています。下部のハートは「霞ヶ浦」を表現し、地域への愛情と情熱を表現しています。最優秀賞優秀賞5広報つちうら2014.5.1