ブックタイトル広報さくらがわ 2014年5月1日号 No.207

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広報さくらがわ 2014年5月1日号 No.207

15さくらがわ2014.5.1文芸さくらがわ俳句【桜川市岩瀬「萩」俳句会】稜線をなぞれば天に寝釈迦かな小林啓治人生は波乱万丈花吹雪荻原勅彦花吹雪浴びて命をふくらます三代みちよめぐる世は山谷ありて花の咲く入山ひろ子風に酔ひ波に溺れて花筏若色寿美女急流も淀も抜けて花筏細谷充女花水木咲けよと風が枝ゆする永瀬ちい日脚伸ぶ自転車をこぐ親子連れ齋藤みよ囀りに時忘れをり露天の湯渡辺千恵子余寒なほ消費税論厨にも萩原きしの【茂山俳句会】先生は平成生まれ桜咲く鈴木ノブ子定年といふ時の重さや春の月君島真理子みどり児のまあるい欠伸蕗の薹松崎いま花冷えや生きんが為の薬服む植田祥雲まだ温き母の骨抱く春氷雨宮本立男待たれゐて花は命をかけて咲く大関くに花冷えや山を下りくる露天商鈴木つぎおとがひを片手に載せて春炬燵宮本芳江貫之の愛でし磯部の山桜金子弘毅一年生数少なくも返事よし泉健作道の駅蕗の薹の香溢れしむ今井繁子リハビリの片足立ちや春の昼笠倉陽子ありなしの風にのりくる初音かな竹林てる慎ましき農のくらしや花冷えす皆川一女参宮や二見の春の禊浜海老沢静夫花冷えや面の薄目にみつめられ吉原秀子花冷えも心に入れて旅用意田崎信子擂鉢を押さへて祖母の木の芽和吉原京子花冷えを押しひろげゆく救急車飯山昭短歌【桜川歌壇の会】温暖な河津七滝めぐり来て露天風呂より雪景色見ゆ篠崎貞之早咲きの河津さくらは雪被り堤の菜花と彩り競ふ篠崎洋子花便りなお早ければ夢に見ん千鳥ヶ淵の桜吹雪を滝田きく江河津桜街道ピンクにいろどりて友の背にふる陽の影眩し平塚節子梅の花香そこはかとなく広ごりて紙雛ゆるり川辺はなるる中島龍子わが庭のしだれ桜はおそ咲きで車庫の屋根より枝のみ垂るる中原すみ子夜桜も満開になりちらちらと散りゆく中をはしやぐひ孫ら榎戸栄子春が来て一安心の福寿草つぼみふくらむ雨上がり空佐藤悦子再会の夢はかなわず満開の桜早くも葉に返りたり黒田青磁俚謡【さくら俚謡会】春の遠足生徒こ等との思い今は筑波を仰ぎ見る恩田きみ子水を湛えて代掻き終えて映す美田は水鏡つく志輝美何んと愛しや節句の饅頭子供の頃が懐かしい一木みどり恋の絵の具が溶けないうちに女は塗りたい色がある稲葉建正税の値上がり苦しい家計欲しい新茶が遠くなる田哲人