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概要

茨城県博物館協会 NEWS No.39

国土地理院地図と測量の科学館館・展示品紹介地図と測量の科学館は,国土交通省国土地理院に併設された展示施設で,児童・生徒からお年寄りまで,幅広い方々に地図や測量の歴史,原理や仕組み,新しい技術をはじめ,国土地理院が刊行している地図などについて,分かりやすく,また,体験等を通じて楽しく学んでいただくことを目的として,平成8年6月に開館しました。当科学館は,展示館(常設展示室,特別展示室),情報サービス館,地球ひろばから構成されています。展示館の入口を入ると吹き抜けのホールに10万分の1の縮尺の「日本列島空中散歩マップ」が床一面に展示されており,赤青メガネで見ると山の高さや海の深さを三次元で体感することができます。また,大型画面に表示された地図や空中写真を手で触って動かすことができる「タッちず」や,地図記号クイズのパネル等は児童生徒に人気の展示物となっています。地図・測量成果や各種資料の閲覧,提供のサービスを行っており,旧陸軍撮影の空中写真等も閲覧することができます。屋外の地球ひろばには,地球の丸さが体感できる直径22mの日本列島球体模型や,昭和30年代から50年代にかけて空中写真撮影に活躍した初代の測量用航空機「くにかぜ」が設置され,毎年6月の「測量の日」記念イベントや夏休みには航空機の内部も公開しています。地球ひろば地図と測量の科学館は,年間を通じて小・中・高の各学校の校外学習や修学旅行をはじめ,生涯学習の場としても多くの大人の方々にもご利用いただいております。是非,皆様も地図と測量の科学館へお越しください。日本列島空中散歩マップ2階の常設展示室には,世界三大文明の測量術から現代の最新の測量・地図作成技術までの歴史が分かる「測量の通史」,「地図の通史」,現存する世界最古の地球儀と言われる「ベハイムの地球儀」のレプリカ,1779年発行の長久保赤水が作成した「改正日本輿地路程全図」,伊能忠敬が17年間かけて日本全国を歩いて測量し作成した日本最初の本格的な実測地図である「大日本沿海輿地全図」等の古地図などが展示されています。特別展示室では,年に数回の企画展を開催しており,3月11日から6月29日までは企画展「戦後復興を支えた地図と測量」を開催しています。本企画展では,明治以来,陸地測量部が培った近代測量の技術が戦後に国土地理院の前身である地理調査所に受け継がれ,戦後の荒廃した国土の復興に寄与したことを地図や写真,資料等で紹介しています。情報サービス館では,明治以来,蓄積された膨大な場所:〒305-0811つくば市北郷1番(国土地理院内)電話:029-864-1872開館時間:9:30~16:30入館料:無料休館日:毎週月曜日(休日の場合は順次翌日),年末年始408号国道つくば中央IC国道354号●谷田部IC桜土浦IC国道125号つくば駅研究学園駅つくばセンター常つくばエクスプレス地図と測量の科学館国土地理院圏央車道国道6号磐自動車道JR常磐線5